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道草其の四
『そこにゆくための道草と心得よ!』(千葉真一の声で)

さて、またまた時間は矢のごとく流れた。
喜びや哀しみ、高揚や落胆、笑いや怒りがあり、
それらは人生の贈り物なのだから、
ぼくはすべてをありがたく頂戴する。

何もない人生はつまらないけど
今という時代は、喜びや、高揚や、
笑いだけを求める人生が流行りなのか?

そんなことを感じる僕は、
時代の流れから
ふと、道をそれて道草をする


抜けられないU字型の道路に入り込んで
また同じ道に出たことを後悔したり
でも
そこでみつけた『ソレイユ』というイカシタ名前の
ボロボロのアパートメントに微笑んだり

普通の街の普通の道をどんどん行って
まぼろしのように聳(そび)える公団住宅の建物群を彷徨(さまよ)い
そこの窓で植木に水をやるジイサンを見たり
暗い公園で、話をする二人の主婦を見たり
橋から川面を見つめる中年男を見たり

建物群を抜けて
オアシスのように輝く
巨大なスーパーマーケットに喜々とする

そして
独り言のように思う
『幸せと悲しみは、なかのいい兄妹。
 善と悪は、同じ人間の違う顔。
 そして、しあわせもふしあわせも、
 自分というものの証。』

ふふん、エラソウにわかったようなことを言う。
(と自分で自分にツッコム)
たかが人生を半世紀ばかり生きたぐらいで。
そうだそうだ
そんなことを
得意面して喋る野暮に明け暮れるより
道草をしよう!
道に迷い
小さな発見に驚き
そして無邪気ないのちになって
風を
この時代の風を
肌で楽しんでやれ!

PS
僕のオヤジ方のジイサンは
一代で財を築き、そして一代で財を食いつぶした男
壮年時代までは豪邸に住み
晩年は息子達(つまりオヤジ達兄弟)に建ててもらった
小さな家でのわび暮し
80歳をすぎても煙草を嗜(たしな)んでおり
両切りの若葉を
ウマソウに一服、また一服と吸うジイサンの脳裏に
いったい どんな風景が映されていたのか知る由もないが
僕の理想像は、マチガイナクこのジイサン
『そこにゆくための道草と心得よ!』(千葉真一の声で)
『ハイ』(なぜかユマ・サーマンになっている僕)

PS2(プレステ2じゃナイヨーン)
今回は絵なし。許してチョンマゲ!

PS3(プレステ3じゃナイヨーンって、くどい!)
8月8日も書きます
(予告ホームラン?ってなんでホームランやねん)
仮題『麗しき18歳の僕は、四天王寺の公園で、
オカマのおじさんに声をかけられて
冷やしうどんをごちそうになった』

お楽しみに!!!

道草其の四十
『みらい -17-』
突然スクリーンが暗くなり

道草其の三十九
『みらい -16-』
向こうは朝で こっちは夜?

道草其の三十八
『みらい -15-』
潜水艇はゆっくりと上昇すると

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