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第53稿 本堂と言う空間【落語会】

 経緯はさておき、露の團六(露の五郎兵衛のお弟子さん)氏と縁あってお寺で落語会をしようと言う話になり先日4回目をすごした。團六氏に連れてきて頂いた出演者は今までに森乃石松、桂福矢、桂まめだ、桂文鹿、桂三幸、笑福亭純瓶、桂三四郎、笑福亭達瓶の面々。大阪から日帰り往復五時間近く電車に揺られてお疲れの事と案ずる。

 毎回、落語三席、1時間半ほどの時間聴きに来られた方はしっかりと笑って帰られる。悲しいかな、聴衆の数が少ない。1回目16人、2回目30人、3回目30人、4回目70人。
 徐々に観客は増えている「満員御礼」は何時の事やら。で、気がついた。一度もテープもビデオも写真も撮っていない。機材はある、なぜかそういう手の記録を残すことに意識は回らない、亦残そうともしない。単に面倒くさいの一言で済ますべきではないが、済ましている。
 大概一度や二度聞いた話で話の筋もオチも知っている。なのに、唾の届く距離で聞くとやはり面白く笑ってしまう。
 高座、座布団、椅子。マイク、アンプ、スピーカー。必要と思われる備品は揃えてきたつもり、いつか「大入」の袋も備品にしたいものである。
 ちなみに「大入」袋は150人入った時に出す予定。

 ところで此処の本堂に150人座れるスペースがあるのだろうか、一畳に3人座ったとして単純に計算すると190人弱現実は140人が限度か、どうも150人は無理か。次回の落語会開催日は未定。にもかかわらず、早々と席に座っているのは本尊さん。

ダイモン 合掌

―第118稿―
「張暑飽閉」の「春夏秋冬」

―第117稿―
春のお便り

―第116稿―
「正月」と「障月」

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