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第44稿 少しオカルトな話

【1】超自然現象を鼻で笑う私ではあるが

よく大阪や京都、時には神戸まで出掛ける、
持ち物や交通の便から車での移動と成る。
遊びより法務が多い。

先日、大阪からの帰り道に思い出したこと。
10年ほど前か、阪和道南進紀ノ川SAを越したあたり。

一台の車が追い越していった、
左ハンドル、オープンカー、ボディーはシルバー。
運転手はスカーフを巻いた女性。未だにハッキリと覚えている。

紀ノ川SAで休憩する事にしている、何かおかしい。
この駐車場は先ほど止めた場所だ。
何かおかしい、考え込んでも何も判らない。
休憩の後本線を走り出した。
暫くすると同じ車が又追い越していった。
間違いなく先ほど走っていた道であった。午後3時から4時の間。
未だに記憶と行動の曖昧さに、
超自然現象を鼻で笑う私ではあるが「ハテナ」が付く。


【2】やっぱり居られるんだ「カッパ」様

自分の目で見たモノは認めなくてはならない。
自坊にしているお寺の前には二級河川「日置川」が流れている。
アユ釣りで結構有名な河川のひとつ。
其れは横に置き、お寺のあるのは「矢田」。
その上流に「田野井」と言う地域が有る。
太平洋に向かって田野井から大きく左に曲がり
少し右に流れて矢田を過ぎ海に出る。
川が大きく左に曲り終わったあたりの話。

理由は分からない、お参りの帰り何故か車を降り川を眺めていた。
すると、流れの中程丸太のような物が浮き出てきた。
突き出してきたという方が正しいのかもしれない。
流れるでもなく、動きもしない。

何だろうと見ていると、場所は変わらずに向きを変えていく。
初めてユックリと沈み急に沈んだ。
結構水は澄んでいる、上から見れば水底も見える。
ナニカが沈んだ場所も上流下流、その付近にも丸太も木ぎれも無かった。

やっぱり居られるんだ、「カッパ」様なんだと私は想っている。
田野井には昔からカッパ伝説が有る。

大門 合掌

―第118稿―
「張暑飽閉」の「春夏秋冬」

―第117稿―
春のお便り

―第116稿―
「正月」と「障月」

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