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第35稿 娘の入学式

 今春から高校生。娘の入学式会場見渡しても、Gパンにトレーナー、雪駄と言う出で立ちは私一人だけ。スキンヘッドに目つきが悪い。乗ってる車は大型アメ車の黒。コラアカン、次回から衣着て袈裟付けて、公用車の軽トラで出頭や。
注・出頭とは寺院で儀式に参加する事を言います。さくら組へ行くことではありません。

いつものこと 1 ご婦人のお喋り
 場所と状況を鑑み小声で喋るので、余計にうるさい。尚かつ此方の耳は音を聞き取りにくくなって居る(難聴傾向)。有り難いことに、スピーカーより出づる音声は反響を繰り返し「エー」「アー」「ウン」以外は何の事やら・・・ 判らん話を聞くよりも有り難し。

私なんかカワイイモノ 2 国歌斉唱一同ご起立願います
 一応立つ。如かしながら教育とは怖いモノである。「君が代・・・」のイントロが始まると嫌悪感が湧き出す。45年前60年70年安保に火炎瓶と鉄パイプを手にし、「デモシカ」で教壇に立った、今日爺ちゃん婆ちゃんの方々に徹底的にすり込まれた思想のなせる技。30年前、警察署長の天下り先に就職して朝の朝礼「国旗掲揚」がアホらしく天下り所長と意見合わず辞めた自動車教習所。フランスで「君が代」を特別にピアノ演奏してもらっても、愛想の拍手一つ出来ない三つ子の魂。問題は私の主義主張でなく条件反応で余計に質が悪い。
 後、20年30年経てば私のような凝り固まった思想者も自然と減っていく。故に教育現場でこの手の問題は自然と減る。
 こんな事を書く予定では無い話を戻し ご起立に反論する生徒も学校関係者、親御さんも誰一人いない。が、虚しくテープだけの斉唱中、ご婦人の口はテープとは全く違う言葉を奏でていた。私の条件反射なんてカワイイモノだ。思想も主義も色褪せ、この手の問題もぶっ飛ぶ。国旗掲揚国歌斉唱は何のために有るのだろう。けど、おばちゃんの目にも耳にも入らない、そんな事考えていると「ご着席願います」。その間見事に、嫌悪感が吹っ飛んだ。 アー アリガタヤ

どこもかしこも 3 領収書(領収証書or領収証)
 新入生は色々と購入品目がある。そのたびに領収書を頂く。問題は「領収証」ではないこと。100円ショップでも「領収証」で売っている。最後に「う」を付けて変換すれば済む話。
 何時の時代も、正誤は多数決、誤りを謝らず。ほんま、ごっちゃごちゃ言うてすんまへん。

今時残っていたか 4 壇上にて熱弁
 教職員ではありません、俗に言うPTAの御仁。熱い想いはほどほどに一方通行は嫌われる。青春ドラマと現実は悲しいぐらい離れてる。

ハテナ 5 ご挨拶
 どんな時でも、大きな声で挨拶の出来る生徒にしたい。との事。ハテナ・・・先生方校門からあちこちに居られたけれど一人として「オハー」も無し。入学式前から色々と準備と用意でお疲れの様です。FIGHT

ご苦労様です 6 JR
 定期券の出張販売

ウロウロ 7 シロクマさん
 式の間、体育館の2階部分通路。行ったり来たり、戻ったり帰ったり。何をしているのだろうか、心配で心配で落ち着いて式どころではありません。ちゃんと、椅子に座りませう。ネーーー、先生。

斯くして 8 無事終了
 ヤレヤレ、パン買って帰りませう。

4月某日 午前中 皆様ご苦労様でした。

―第118稿―
「張暑飽閉」の「春夏秋冬」

―第117稿―
春のお便り

―第116稿―
「正月」と「障月」

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