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道草其の十二
『雨 + 林檎』


椎名林檎『三文ゴシップ』

まるで、と書いて一旦筆が宙に浮く
実際に会ったこともない人の
加えてその人が子を孕み産んだ後の表情など
想像するなど不可能だな
と思いつつ
まるで、子を産んだ後の表情のようだ
と筆を進める
椎名林檎『三文ゴシップ』の
ブックレット最初の見開きの写真

ああ、この人はいつから僕の女神になったのか
などと筆をすべらせながら
新曲の数々に酔いしれる

僕の音楽との付き合い方は
音楽が向こうから来るにまかせる
TVで聞く
ラジオで聞く
街のどこかで聞く
誰かからすすめられ聞く
そういった中で心に響く言葉とメロディーが
自分の中で篩(ふるい)にかけられ
残るものを僕は愛する
椎名林檎もそうやって
僕の中に入り込んだ

美しい椎名林檎の姿態とその歌声に
けものを感じる僕は
僕の生の導き手の一人に
彼女を選んだのだろう

14曲目『無罪モラトリアム』からのセルフカバー
『丸の内サディスティック』の
「東京は愛せど何にも無い」が心に響く

「何にも無いけど」嫌いって言ってるんじゃないよ
「好き」って言えないだけだ
(いや、言いたいだけなんだ)

道草其の四十
『みらい -17-』
突然スクリーンが暗くなり

道草其の三十九
『みらい -16-』
向こうは朝で こっちは夜?

道草其の三十八
『みらい -15-』
潜水艇はゆっくりと上昇すると

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