日々の歌<5> ―七首―
鹿ケ瀬の美(は)しき棚田のあぜに座し おにぎりほうばる遠足老女
我が家の軒につばくろの古巣があるを憶えいるらし また見にきているよ
琵琶湖西岸活断層を揺らすのは 神様わたしの死后になさって
亡き人の誕生日こそ悲しけれ 手をあわせ わぶる他なき吾は
釣られたる鮎横たわり 思いなしか悲しげな目で吾を見上げけり
親鳥の留守の間はひそみいて 帰ればあふれるごとくはしゃぐ
この文字<鹿尾菜>がヒジキと読むとは知らなんだ 何でヒジキと読めるんだろう
日々の歌<9> ―七首―
日々の歌<8> ―五首―
日々の歌<7> ―七首―