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その4 阿波踊り

先月、高円寺の阿波踊りを見に行きました。

高円寺に住む幼なじみから誘いを受け
「夏っぽいことをしたい欲」をくすぐられ
重い腰をあげた次第です。

当日、駅を下りるとすでに人!人!!人!!!
「こんなにでかい祭だったとは…
てっきり町内会の祭みたいなものだと…」
浅はかな自分を呪う。
人込みと行列がヌメった排水溝よりも嫌いな私は、
前行く人々を蹴散らしたい衝動に駆られまくり。
奇しくも今年は記念すべき第50回。
120万人の人出と先に聞いていたら
のこのこ出かけなかったかもしれなかった。

そういえば以前、隅田川花火大会でも、
行ったはいいが人込みに完全敗北。
5時半から居酒屋に籠り
一発も花火を見なかった思ひ出がぽろぽろ。(しかも泥酔)



高南通りをのろのろげっそりぎゅうぎゅう進んでゆくと
沿道の気合いの入ったポジションに
幼なじみとその友人達を発見。合流。

幼なじみの「それはちょっとはだけ過ぎだろう」な
浴衣の胸元から溢れ出す日本人離れした胸毛に軽く動揺しつつ、
祭の始まりを、待つ。



やがて笛の音が一筋立ちのぼり…一瞬、辺りからざわめきが消える。
と次の瞬間、一斉に太鼓や三味線が掻き鳴らされ
掛け声と手拍子で一気に会場が一体に。
いきなりの興奮急騰に驚きつつも『祭ハイ』の快感を全身で味わう。

そして肝心の踊りはと言うと、動き自体はコミカルなくせして
なんと女心を鷲掴みにする男踊りのワイルドさよ!!
ああ!祭の後に夜這いを期待する村娘の気分が今ならわかる!…気がする。
そして女も約8割が可愛く、美しく見えた。(残りの2割は?)
…これが例の祭マジックと言うやつか!?



単純なリズムが心地良い。
私達のカラダには何百年も前からこのリズムと音色が染み込んで、
受け継がれている。そんな感覚だった。
日本人の血がこのなんとも言えない高揚感を生むのだろうか。
それを確かめる為に人は、祭へ足を運ぶのかもしれない。

自分の中に何かしらのルーツを見つけることって
どうしてこんなに魅力的なのだろうか。

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その27 エコじゃない私の
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