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034 滝行やってきました


先日、静岡の袋井市観光協会の企画の 「三日坊さんの旅」
というモニターツアーに行って来た。
1泊二日でお坊さんの修行体験をするツアーで
滝行、写経、座禅、掃除などなど盛りだくさんのツアーだった。

中でも一番心配だったのが、滝行。
この寒いのに風邪ひかないのかと心配だった。

滝行は、まず水着に着替え、その上に白装束を羽織り
ハチマキをして水に入った。
水が氷のように冷たくて痛い。
冷たくて足がしびれてどうしようもなくて、
一刻も早く水から出たかった。
でも我慢して水に入ったまま、般若心経を唱えて辛かった。



滝にあたるのは、冷たいというより痛いという感じ。
滝行の後は、タオルで水をふきとってまた作務衣に着替えるだけで
別にお風呂に入る訳でも、暖をとるわけでもないのに
意外と寒さは感じなかった。(写真は滝に入る前)
でも結局、家に帰ってから
7年ぶりくらいに風邪ひいて寝込んでしまった。



あと、長〜い廊下のぞうきんがけが、思った以上に疲れた。
テレビで見ていると楽そうなのに一往復しただけで息が切れた。

それと、食事するときに正座して
音をなるべくたてないようにして食べるのも、大変だった。
足がしびれて、食事を味わうどころではなかった。
食後に、お湯を器にそそぎ、タクアンを使って
器を洗うのも時代劇でよく見ていたが、初めてやった。



夜に座禅を組み、朝も座禅を組んでお勤めに参加。
座禅では足を組むのだが、うまく組めないし、
30分くらい同じ姿勢でいるのが辛くて辛くて。
本当は座禅のときは、何も考えてはいけないらしいのだけれど、
「足をくずしたい!」とばかり考えていた。
バッシッと棒で叩かれるのは、思ったより痛くなかった。

修行という事で食事中、お風呂、トイレでも
しゃべってはいけないとか
廊下を歩くときは、手を前に重ねて音をたてないように歩くとか
いろいろ決まりがきびしくて、お坊さんになるのは
ほんと大変なんだな〜と改めて思った旅だった。




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『大好き!着物』

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『仏像に変身した私』

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