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020 『はじめての出張ホスト体験』(一緒にごはん食べただけなんだけど)

 友達の官能小説家の内藤みかさんが次の作品にイラストレーターの登場人物が出るということで、私がイラストレーターの内情を教えてあげた。そしたら、なんとお礼にランチをおごってくれる上に出張ホストをよんでくれるという(。)。『出張ホスト』という言葉に、私の頭の中はみだらな妄想で充満する。



 約束の当日、ウキウキしながら着る洋服をあれでもないこれでもないと選んでいたら、すっかり家を出発すべき時間を過ぎてしまった。
 慌てて、駅に向かい電車に乗る前に内藤さんの携帯に電話するがつながらない。
 焦りつつも電車に乗り、西武新宿駅につくと、携帯が鳴る。内藤さんだ。
「ギリシア料理と、トルコ料理どっちがいい?」。
ウーンどっちも食べたことない私は、「どっちも食べたいなー、まかせる」と答える。

 約束したヒルトンホテルに到着。

 内藤さんの携帯に電話すると1Fのレストランにいるという。
 なんだ私の頭に充満した妄想では、ホテルの個室でホストとお食事かと思っていたのだが、ぜんぜん違った。(なんか残念)

「今からホスト君連れて迎えに行くね」
と内藤さんがレストランの入り口まで迎えに来てくれた。

 ホストの男の子は二人、どちらもジャニーズ風の若い華奢な感じの子。
さっそく、私のカバンをもってくれて席まで案内してくれる。
 『カバンを男の子に持ってもらうのもなんか久しぶりだわ』と少しトキメキながら、席について自己紹介をはじめる。
 ホスト君、歳は20歳と24歳だって。若い!。



 20歳のホスト君は目がぱっちりしてて、みつめられるとこちらがドキドキしちゃう。だいたい、そんな若い男の子と話す機会もないので、話すだけでもど きどきしちゃう。キャッ(。)。
 24歳のホスト君は、お店でナンバーワンだそうだ。どうりで、身に付けてるものが、めだつエルメスのベルトや、ブランド物の時計やアクセサリーばかり。そうとう稼いでそう。でも大学でパレスチナ情勢とかの世界政治を勉強してたんだって。
20歳のホスト君もお金を貯めて、大学に行きたいという。
『あら?思ってたよりまじめでちゃんとしてるのね』とちょっと意外。


 ホスト君たちを派遣するお店はインターネット上であるだけで、実際にお店はないそうだ。  お客さんがwebのページにアップされてるホストの写真を見て指名して呼ぶらしい。だから、ホスト同士で接点も交流もなく、2人のホスト君同士も今日、初対面。ふーん。
 ホストはお客に呼ばれたら2時間二万円(値段は、あとでネットで調べた)で、お食事や買い物に付き合ってくれる。お金さえ出せば旅行も一緒に行ってくれるなんて、なんてスゴイの!
 お金は直接、お客さんからホストに支払われ、お店はホストから登録料を貰って運営する仕組みだそうだ。


 自己紹介も一通り終り、ビュッフェ形式の食事をとりに行くために歩き始める、さっそく目のぱっちりした20歳のホスト君がエスコートしてくた。
 少しの段差にも「気をつけて」と『なんて優しいの』。
 お皿に、料理を取り分けてくれる。
 私は「これ、食べたい」「あれ食べたいと」指さすだけ。ああ〜お姫さま気分だわ。
 取ってきた食事を食べ終り、「みんなで2回目取りに行こうよ」と内藤さんがいうと、「僕はもういいです。お腹いっぱいになると眠くなるので腹六分目で押さえるようにしてるんだ」ってさすが、ナンバーワン。プロぽい発言に、感心する。私は食欲に勝てず、デザートも盛りだくさんに食べてしまった。これでは痩せれないなー。反省。

 あっというまに2時間は過ぎ(時間に遅れてきたので、正味1時間半くらい、あーあ30分損した!)、みんなで新宿駅まで歩いていくことに。
 歩いてる途中、横断歩道を渡る際にさりげなく、腰に手を回して車からまもってもらって、またドキドキ。
『あ〜こんなふうに優しくされるのってなんて久しぶりかしら』
『こういう些細なことに、きっとみんなはときめいてホストにはまっていくのね』と納得。
でも、その思いにゆっくり浸るひまも無く現実の世界に戻って、仕事の打ち合わせへと向かう。

ふ〜。

032
いちご電車に乗って、
たま駅長に会いに行く

031
鬼太郎の町、
境港へ行って来た

030
キッコーマン醤油工場
見学に行って来た

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