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016  名古屋珍ツアー(1)

先日、大阪に帰省する途中に名古屋にたち寄った。そしてライターの大竹さんにいろいろ名古屋のディープな場所を案内してもらった。大竹さんとは、以前 『モノマガジン』でともに連載していたご縁で知り合いになったのだが、お会いするのは今回が初めてである。

名古屋駅に到着して、有名な大きくてまっしろでのっぺらぼうの人形の『ナナちゃん』を見てから名鉄に乗り換えて、30分くらい特急に乗って名古屋の犬山遊園駅で待ち合わせ。。


ナナちゃんと私

犬山遊園の駅前は、モノレールと接続してるが特に何もない。すぐ横の木曽川は鵜飼船がでていて風流な感じ。木曽川はドイツのライン川と似てるといわれてるらしい(似てないと思うけど)。大竹さんと合流して、まずは 桃太郎神社に向かう。

桃太郎といえば岡山を思い浮かべるが、実はあっちこちに桃太郎伝説が存在する。
 ここ桃太郎神社は都築響一さんの『珍日本紀行』という本にも載っていたキッチュなところ。駅からは、車で15分くらい。桃太郎神社にはあちこちに手作り感のあるコンクリートに極彩色のペンキが塗られた桃太郎や鬼などの像が建っている。


鬼に乗って


鬼退治

このコンクリート像を作った浅野祥雲(故人)さんは関ヶ原の『ウォーランド』や、『五色園』の像も作った人でプロの造形作家ではないそうだ。不思議な味がある像である。しかし一人で、こんな大きなコンクリートの像をたくさん作ったというのは驚きだ。

私たちが到着すると同時に、出かけていた桃太郎神社の宮司さんが帰ってきた。桃太郎神社は昭和5年にできた新しい神社で、宮司さんのお父さんが初代の宮司さんなだそうだ。神社の本殿の前の階段途中に、初代宮司さんの銅像まで建っていた。宮司さんの名前は、なんと川治桃光さんという。さすが桃太郎神社だけに桃の字が、名前に使われているのだ。


桃太郎神社の宮司さんといっしょに

それから階段をのぼり桃太郎神社の本殿に向かう。本殿の前の鳥居はなんと桃の形になっている。本殿には、鬼の骨の写真などが展示されている。かなりあやしい〜。境内にある宝物館で、いろいろお宝(?)を見せてもらう。肝心の鬼の骨は数年前の火事で焼失して、残ってるのは写真だけだった。


桃の鳥居


桃太郎神社宝物館


鬼の骨

宮司さんいわく、桃太郎ゆかりの地とされているのは全国で29ヶ所以上もあるとか。しかし桃太郎を神として奉ってあるのは唯一、ここ犬山市の桃太郎神社だけなだそうだ。地名にも、桃太郎の物語のゆかりの名が多数残っていて、岡山よりここ犬山が桃太郎の発祥の地と力説された。そうなのかな?

お守りには、桃太郎に関するものがたくさんあって、ついついたくさん買ってしまった。私のお気に入りは、お守りではないけどなぜか売られていた桃太郎茶碗とゆのみのセット。絵柄がレトロで超かわいい〜。
 犬山に行ったら、犬山城もいいけど、桃太郎神社も行ってみてね。


桃太郎神社お守り


桃太郎茶碗&ゆのみ

次回名古屋珍ツアー(2)に続く。

068
『豊橋ハリストス正教会』

067
『大好き!着物』

066
『仏像に変身した私』

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