脳の片隅に置き忘れた思考のかけら。日常、ふと感じた疑問や発見。そんな屑のような、公に発表するのも躊躇するようなモノを自由に出現させる庭、それが「ヌンディーム・アリーノ--自由の庭」です。ここに公開するモノは、イラストレーター山田博之とは超別世界であり、また、超本質でもあります。「自由の庭」ですから、絵も洗練せず稚拙なまま公開します。シリーズとして統一されたテーマも何もありません。他人の頭の中を覗くつもりで、楽しんでいただければ幸いです。
第四回 『ギャップとインパクト』
静と動。線と面。平面と立体。カラーとモノクローム。
相反するものが共存することで、そこにインパクトが生まれるのです。
ギャップです。
作品を作る上で必要な要素と考えています。
例えば、 いかにも獰猛な顔つきの犬が、
急に吠えたとしても それほどの驚きはありません。
しかし、 普段は温厚で、お人形と戯れている愛玩動物が、
いきなり大口を開けて、吠えたらどうでしょう?
この場合、「視覚で捉えたイメージ」と「動物本来の凶暴性」にギャップがあり、
その結果、インパクトが生まれたといえます。
ギャップが大きければ大きいほど、インパクトも大きくなります。 |