「法界坊」
平成中村座
浅草寺境内 仮設劇場
「法界坊」は初めて歌舞伎をご覧になるかたに、
おすすめしたい面白くて笑える演目です。
素晴らしい役者さんがコミカルな動きをすると、
本当おもしろいです。
ストーリーもわかりやすいし、
ラストは歌舞伎らしい舞踊もあります。
今回は歌舞伎座ではなく、
浅草寺裏に2ヵ月限定の歌舞伎小屋で観劇しました。
歌舞伎小屋での観劇は靴を脱いで中に入ります。
場内の両サイドに中村屋の角切銀杏が入った
小さな提灯がずらり並び、
天井の真ん中から、
大きな大きな中村座の提灯が下がっています。
座席は二階にお大尽席、
一階前方の松席は座椅子、後方の竹席・梅席は椅子。
二階の幕の中には桜席。
今回、驚いたことに「十月公演の忠臣蔵」ではなかった
舞台の上にも客席がありました。
これが意外なことに違和感もなかったです。
最後のシーンではお客様も大量の紙吹雪まみれて、
おもしろかった。
いったいあの席は、どうやってチケット入手できたのでしょうか?
知っている方、ぜひ教えてください。
歌舞伎小屋の魅力は、役者さんが近い。
もぅ迫力が違います!
その空間にいれたことが嬉しい。
大きな劇場では味わえない、贅沢な時間を堪能しました。