茶柱横町 茶柱横町入口へ
 
 
プロフィールを見る
前を見る

第8回:「Váoce:クリスマス」

チェコ語教室の先生の仕事を、京都、東京で定期的にしている。

この仕事をするようになって3年以上たつと思うのだが、
チェコ語を習う人にとって、
ちゃんと期待に応える教室ができているのかと考えるようになった。
日本で週1回とか月1回というペースで教室に来てもらうことと
チェコ人とコミュニケーションをすること。
それをうまくつなげられているのかな。

もともと日本にいる生活で、
チェコ人と接する環境にいる人は多くなく、
かといってチェコに行くのもそう簡単なことではないので、
実践の場は圧倒的に少ない。
教わっても、できているのかできていないのかもわからない、という感じ。
とはいえ、そう簡単にチェコ語を使う機会も作れない。

ときどき冗談で「ツアー計画してくださいよ」と
言われたこともあったけれど、
そんなことを考えていると、真剣に、
教室に来ている人とチェコ語を使うツアーをできないだろうかと
考えるようになった。

手配できるものか相談をし、
昨年12月のクリスマス前の絶好の時期に4泊6日のツアーへ12名で出発。
私も教室を出たら、参加者の一人として、一緒に楽しむことにした。


広場は完全にクリスマス仕様。たくさんの屋台。
もみの木やヤドリギなど
クリスマスに縁のあるものが路上で売られている。
チェコは無宗教の人が圧倒的に多いけれど、クリスマスは別だ。
ベトレームなどもはじめて見ることができた。


そもそも旅行は「行きたい」と思って、
誰とどこへ行くか決めるものだが
今回は完全に、ここからここまで、
と決められた枠のなかで各自フリータイム。
おろおろしながらも、チェコ語を使ったり使わなかったり、
実際のチェコにふれる時間を作ることができたのは
なにより楽しいことだった。

そして、チェコ語を習っていた元生徒さんで、
プラハ在住の方にも会うことができた。
いつのまにかこんなに輪が広がっていたんだなぁと思いながら、
また身をひきしめて日本にいる。

第八回
Váoce:
クリスマス

第七回
Praha a Čechy:
プラハとボヘミア

第六回
Hezkou zábavu!:
お楽しみください!

バックナンバーINDEX
前を見る
| 著作権について | このページのトップへ | back issueの入り口へ | 茶柱横町メイン入口へ |