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「もっと楽しく、自分らしく」生きるために使えるツールのひとつ。それが占いです。「怪しいんじゃない?」とか「弱いやつが頼るもの」なんて思うのはもったいない。使えるものは何でも使え!がモットーのまーさが、人生に役立つ占い活用法を伝授します

その3 私の中の二つの個性・太陽星座と月星座について

<今回の主張>
ばっちり化粧した美しい自分が本当か、
はたまたすっぴんの楽な自分こそ真実か。
自分を構成する、複数の“顔”を理解することで
初めて見えてくるものって、あると思うよ


こんにちは。まーさです。
はい、では今回あたりから少しずつ
占星術っぽいこと(今までもそうだけど)も書いていきましょう。
テーマにしたいのは「太陽と月」についてです。

日常生活で目視できるこの二つの星は、
私たちみんなにとって身近な存在ですが、
占星術内では特に、「一個人の個性を作る中核を作る星」として
共に知られています。
続に言う“その人の本質を表わす”ってやつです。

※以前お話した通り、その人が生まれた瞬間の星の位置「ホロスコープでは、
太陽を筆頭に複数の天体がそのときいた位置(星座の管轄&エリア、
他の天体との角度など…)で、その人の持つ個性や潜在能力を測ります。
つまり、たとえば10個の天体を見るのなら、それぞれの天体に“星座”があるわけです。
なので、ここでいう「太陽と月」というのは、
「その人のホロスコープ上でいう、太陽星座と月星座」のことで、
その星座の持つ性格が、特に人格の中で中心的な役割を果たす…の意味で言っています。


でも、この“本質”という言葉なかなか曲者でして。
何を持ってして…その人の本質というのか。
定義はいろいろあります。難しいところです。

もうちょっと文学的…っていうか、
詩的な表現で言うなら「本当の私ってなんだろう」的なことにも
つながる部分でもありますが(つまりみんなの永遠のテーマじゃない?)。
占星術を専門とする人たちの中でも、
太陽と月、どちらが本当の自分かというのは、
解釈が分かれるところなんですよね。

ざっと説明するなら、
占星術上でいう太陽は
「その人の生き方、理想、こうあるべきという人生の指針」を示し、
月は「その人の感情や感じ方、安心や不安を感じるもの」を表わす
というのが定説なのですが。

私がちょっと翻訳するなら、これは女性でいうところの
「化粧した私、すっぴんの私、どっちが本当の自分?」論議
に似ています。

一般的に女性はある年齢以上になると、大体化粧をしだしますが。
で、そのやり方は少なからず
「自分の顔をより魅力的に見せるための」作業のはず
(その技術・センスの差は一旦おいといても。笑)。

つまりは、化粧した顔は
「自分なりにより良い(潜在能力も引き出した)姿」なわけで。
これはいわば自分の代表的部分、
公の姿…「太陽的な顔」と言っていいでしょう。

かたや、家に帰るともしくは寝ようとするときには、
ほぼみんな素顔に戻ります。

これは持って生まれた顔であると同時に、
何も施していない、よく見せようという意志の働かない内側の顔。
リラックスした自分。
つまり「月的な顔」じゃないかと思うのですが。

さて、こういう場合。どちらこそ自分の本質にあたるのですかね……?

男性の例もちょっと考えてみます。

たとえば会社に行くと、エリートで仕事がすごくできて、
服装も決まっていて、部下にもきびきび指示を出し…かっこいい!
できる系!個性で統一されている人なんだけど、
いざ家に帰ると何もしないし、服もろくに着替えずダラダラ…
ひたすら動かないで飲んでるみたいなこと。
これもリアルに結構ありますよね。

さて、こういう人の場合も。
「かっこいいお父さん、だらけたお父さん、
 どっちが本当のお父さん?」

…どっちなんでしょう?

多分、正解は「どっちも私。そしてあなた」なのですが。

どっちの自分により重きを置くかという考え方、感じ方も、
多分にその人の生まれ持った個性に関係していそうなのが、面白いところです。

ちなみに私個人は、元々は「太陽が本質じゃないか」と思う派です。
さっきの化粧の例でいえば
「元の顔がどうであれ、化粧が上手くて美人になれる能力を持っているなら、
その人は“美人”だと思う」に一票ってことかな。

つまりは「その顔を理解し、
より美しく魅力的に作り上げる技術や意志を含めて、
もはやその人の顔と言ってもいい」と考える派ってことでしょうか(笑)?

いえ、別段かっこつけることが何より大事だ!とはいいません。
が、「かっこいい自分になりたい!成長したい!」という人の意志って、
決して悪くはないじゃないですか。
少なからず前向きじゃなかったら、
かっこよくありたいなんて考えることはできませんし、
特に女性だったら「化粧する気があるかないか」が、
実際その日のやる気のバロメーターになったりしますから(笑)、
このたとえリアルにわかるでしょう。
綺麗になるぞ! という意欲のあるときの自分を
嫌いな人はあまりいないはずです。

実際、より良い自分でいられると感じられる方向(→)に
じわじわと進み続けることで、
その人の人生はより成熟し、ある形に完成されていくとも思うので。

そういう“前に進むことを楽しむ人生”派からすると、
その指針になってくれるのは太陽で、
「本来あるべき姿(=本質)に近づこうとする行為が、“生きること”。
こういう理屈かもしれませんね(=本質とはゴール)。

でも、同時に「月こそ本質だ」理論の人の考え方もわかります。

どっちかというとこちらを支持する人は、
「飾らない、ありのままの、そのままの自分をより肯定する」派です
(=本質とはスタート)。
そして大体そういうタイプは、そのままの自分を大事にしたく、
人にも受け入れてもらいたいという気持ちも強い場合が多いと感じられますが、

確かにこれも生きる上ではとても大事なんですよね。
正直、私も年々「そうだよなー」と強く感じてきています。

太陽っぽく生きる(太陽星座の持つ資質を強く発揮しようとする)ことは、
確かに人を成長させ、前を向かせ、先に進ませる場合が多いです。

特に私は太陽派(略して)ですから(笑)、
そういう相手に対し「いいぞ!頑張れ!」とエールを送りたい気持ちも強い、
そして自分自身もそうありたいですが。

でも、そういう太陽の勇猛果敢な?部分を支えているのは、実際…月なんです。

先ほども出てきましたが、月星座が表わすのは
「その人の感情や感じ方、安心や不安を感じるもの」。
つまりは、生きる上で最もなくてはならない部分で、
ここをないがしろにしたり、過度に無理させたりすると、
人間は遠からず破綻します。

さっきのお父さんだってですね。
きっと家で全く頑張らないことで…
ようやく外でマックス頑張ることを可能にしているのでしょう。
そんな感じです(それでいいのかどうかは置いといて。汗)。

太陽が理想に向かって進ませること、成長させることが目的なら、
月の目的はその人を生き永らえさせること、少しでも今のままでいさせること。

なので、そもそも太陽と月の目的は、はなっからぶつかっているのですが。
でもよくよく考えると、決してそうでもないのです。

煽ってくる太陽に対し、どちらかというと月は人に
「そのままでいいじゃないか、不安なことは止めてくれよ、
明日も今日と同じ一日でいいじゃないか」的なことを、
本人に語りかけてくる存在ですが、

ただ意味もなく気弱なわけじゃなく。

「とにかくその人を壊さないように、危険な目に遭わせないように」
(生存最優先)
ひいては
「自分が防波堤となって、命のセンサーとなって、
“その人の機能をもっとも奪う境遇”から遠ざけ、
より先に、高い場所〜つまりは太陽〜を目指せる自分になれるよう、
下準備をする存在」。

言わば、“最強の後方部隊”として私たちの中にいるのが、
月(月星座が与えてくれる資質、影響)なのかもしれません。

そして、この部分が満たされているほど。
つまり情緒が穏やかで、やさしい気持ちを自分や相手に持て、安心し、
大丈夫だと思えているほど。人間は強く、魅力的なのではないかと。

何だか年齢を重ねるごとにそう思えてきてなりません。

さっきの例をもう一度使うなら、
「素の自分を大事にしていない人の化粧は、
 結局薄っぺらく、顔に奥行きがない」
ですし、
「人目につく、結果をわかりやすく得られる場所でだけ妙に頑張っている人は、
 根本的に弱く、どこか刹那的になる」
みたいな感じかと。

だって、理想があるのはいいけれど、
元の造作を無視しすぎたメイクって痛いですよね?(涙)
同時に、ある種の隙のなさばかりを目指したビジネスマンも、
なーんか信用できないオーラが年々強まって
「どこか闇があるんじゃないか」的に見えてくる…。

そう、お分かりだと思うのですが。
別に私はすっぴん礼賛派になったわけでもなく、
家でごろごろするお父さんラブ!って思うようになったわけでもありません。

が、現実(月)をきちんと見ずに理想(太陽)だけ追うことは、
本来あるべき、人の生き方ではないんじゃないか。
たとえば太陽を外、月を内とするならば、内なる自分を理解し、大事にしよう。
一度飾らない、ありのままの自分の本音、弱さ、複雑さ、
不安をそのままに受け入れたうえで、
それを土台に、理想を掲げるべきなんじゃないか。
外に向かうべきなんじゃないか。

みたいに考えるようになったのだと思います。
こういうのもきっと年の甲でしょう(笑)。

かつ前回の話で言えば、自分の中での太陽(太陽星座)がある程度成熟し、
自分の個性として定着しきったので、
「もっとこうでありたいよね!!!!(鼻息フンフン)」
みたいに敢えて意識しなくても、
自〜〜〜然にそこにいてくれるようになった。

自分の中のどこかだけが突出して発揮されることより、
全体がバランスよく回ることを大事に思うようになった。
そういうことかなという気がしています。

「別に、ばっちり化粧してなきゃ会えない!とか、
すっぴんも愛してくれなきゃいやだ!とか…。
そこそんなにこだわらなくてもいいような気がする」

「いくら外でキメてても、
案外家でどう過ごしてるかって透けて見えるものですよ。
帰った途端そこまでダレるくらい、普段から緊張して、
無理はしなくていいんじゃない
早く寝て、軽く運動もして、家族とのんびりしてはどうですか」

先ほどの例で言うと、こう思うようになったということですね(笑)。

で、ここからまた話を展開して行きたいと思います。

ここまでご説明してきた太陽と月、
関係性の方はイメージできたと思いますが、
つまりは占星術的に見ると、
人間の性格の中のコアな部分でも、
ふたつの星座の個性がそこに入っていると考えるわけですよ(本当はもっとあるんだけど略すぜ)。

だからね、その二つがどういう組み合わせであるかで、結構性格は変わるのよ。
それもわかりますよね。

短絡思考の太陽と気弱な月、
気まぐれな太陽と世話好きの月、
派手好きな太陽と神経質な月…

そう、いろいろあるわけです。すごくざっくり分けでも144通り!(12×12)
同じ牡羊座、牡牛座の中だけでも12種類いるわけだね。

で、その144の中にも、「相性が良く、自然に助け合う組み合わせ」や
「反発しあい、隙あらば足を引っ張り合う組み合わせ」や、
「互いに客観的な批判者となりあう組み合わせ」や…
またいろいろあるんだな!

だから、同じ時期に生まれた同じ星座の人同士でも(つまり太陽星座が同じ)、
月星座が違うだけで、全然別のキャラクターになるわけですし、
月星座にしてもどんな相方(太陽星座)と組んでいるかによって、
発揮され方が違ってきます。

「どんな太陽と月、二人組パーティーなのか」によって、
人生という旅を生き抜くすべも、戦術も変わっていくというわけです。

ハイ。長くなってきたので今回はここまでにしますが。
次回は、12星座の性格(=太陽星座)をざっくりおさらいするとともに、
それと各月星座との関係性(どんな二人組?)も
それぞれお話したいと思います。
多分長くなるから全二回くらいになるかな?(何せ144通り…笑)。

ちなみに、今後のところは、自分の月星座を知っていると面白くなりますので。
無料でできる「ホロスコープ作成サイト」で、
一度自分の星を出してみるといいですね。
http://www.m-ac.com/pages/setting_j.php(たとえばこちらなど)

大体生年月日と時間を入れ(生まれ時間がわからない場合は正午にしましょう。
でも朝昼晩でもわかるなら、
大体の時間でもいいからそれを入れるといいですよ)、
シングルチャートというのを出せばOKです。

ホロスコープ上での月は三日月のマークで記載されていますが、
それが何座かわからない場合は、下にある一覧みたいなのを見て、Moonが何になっているかを探してください。

Aries(牡羊座)、Taurus(牡牛座)、Gemini(双子座)、Cancer(蟹座)、
Leo(獅子座)、Virgo(乙女座)、Libra(天秤座)、Scorpio(蠍座)、
Sagittarius(射手座)、Capricorn(山羊座)、Aquarius(水瓶座)、Pices(魚座)

まーさ

その3
私の中の二つの個性・
太陽星座と月星座について

その2
厄年

その1
占いなんか信じないもんね
というみなさんへ

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