22　雨が空から降れば

雨が空から降れば
僕は空を見上げる
そして
地面に生きる束の間を
立ち止まる

雨が空から降れば
傘をさして（あるいは）
軒下に立って（あるいは）
お店の中に入って
ガラス窓から空を見上げて
灰色の雲を見上げて
束の間を立ち止まる



雨の粒が
こんなに大きくて
手足があって
こんな風に動いたり
話したりしたら
楽しいかな
たいへんかなぁ

そんな事を思いながら
立ち止まる束の間を
楽しむのもいいね

梅雨がはじまったよ

＜じゅんぺい＞

PS
雨が空から降ればという言葉を思うと
小室等さんか及川恒平さんの声で
「思い出は地面にしみこむ」
と頭の中で歌詞とメロディが流れるんだよ

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＜つづく＞


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