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その16
二つの朝顔

まだ暑い日が続きますが、夜はすっかり虫の声。
みなさま、お元気でいらっしゃいますでしょうか?
この時期はいつも急に夏が恋しくなり、
何かやり残したことはなかっただろうかと思いを巡らせます。

今年の夏は初めてアート茶会というものに参加して、
そのコンセプトの一環として朝顔を育てることになりました。
今日はそんな朝顔のお話です。
蒔いた時期が遅かったので、
上手く咲いてくれるか気がかりでした。

こちらの朝顔は8月20日に初めて咲き、
1輪、3輪、5輪、7輪と数を増やし、
まるで過ぎ行く夏を惜しむかのように、
次々と美しい花を開かせてくれました。



一方、手前はもう一つの朝顔。
種が流れて鉢の端から芽を出してしまったので真ん中に移植したら、
根が切れてしまったのか、
同じ日に植えたのに、成長が止まってしまいました。

きっと夏に間に合わないと思ったのでしょう、
こんなに小さいのに蕾を持っているのを見つけた時には驚きました。
更に驚いた事に、
この中心部に密集していくつも蕾をつけ始めたのです。



その後、葉はほとんど増えないまま、
8月28日に一輪目が、9月2日に二輪目が咲きました。

その姿は儚くも凛として、感動的でした。
偉いね、偉いね、よく頑張ったね、と声をかけてあげました。



この朝顔は自分の弱さを知った上で、
じゃあどうやったら花を咲かせられるか考えて、
こういう方法をとったんですね。
こんなに小さくとも「花を咲かせる」という目標を
見事達成したのです。

私も咲かせたい蕾をたくさん持っています。
きっとみなさんも、たくさんお持ちだと思います。

この朝顔のように、一つずつ、花を咲かせたいですね。

2012.9.8





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