工夫＜6＞ ニュートラル思考でものをみる（1）

日々体験するひとつひとつのことを、
ポジティブ思考で捉えるか、ネガティブ思考で捉えるかによって、
人生は大きく変わってくることでしょう。

できることなら、
なにごとも前向きに捉えられるような
ポジティブ思考で生きていたいとは思いますが、
人間の思考というのは、
放っておけばネガティブ寄りになってしまう、
というのを聞いたことがあります。

ネガティブ思考になるのは簡単だけれども、
ポジティブ思考になるためには、
ある程度の努力をし続けることが必要ということのようですね。

ネガティブ思考に陥りやすい人が、
ポジティブ思考になるのは
人格を改造するほどのかなりの努力が必要となり、
途中で挫折し「やっぱり自分はダメだ…」と、
さらなるネガティブ思考に
追い討ちをかけるようなことになるケースもあるでしょう。

また、急激にネガティブな感情に巻き込まれている人が、
すぐにポジティブな感情へと
気持ちを切り換えることは難しいはず。
ネガティブ地点からポジティブ地点に到達するには、
かなりの距離があるような気がします。

それならばまずは、
その中間のニュートラルな地点を目指してみたほうが、
挫折せずにネガティブ思考から抜け出す近道かもしれません。

しかし、一口にその中間と言っても、
それがどんな状態なのかある程度イメージできないと、
そこに向かうことは難しいことでしょう。

ネガティブ思考とポジティブ思考の
中間に位置する思考があるとすれば、
それはどんなものなのか、
生きやすくなるための工夫のひとつとして、
考えてみる価値はありそうな気がします。

いずみえむ『シンプル開運ライフ』
→http://www3.ocn.ne.jp/~izumi-m/