第17回　運気の預金と正負の法則

私は「正負の法則」というものを信じています。

これは美輪明宏さんがよく語っている法則のひとつですが、
簡単に言ってしまえば、
人生には良いこと（正）も悪いこと（負）も同じくらいあって、
それらがバランスを取りながら存在している、
といったようなものです。

しかし、幸せな一生を送る人もいれば、
不運なまま一生を終わる人もいて、
誰もが良いことも悪いこともバランスを取りながら起こっているとは思えない！
という文句の声も聞こえてきそうです。

でも幸せいっぱいに暮らしているように見える人でも、
人には言えない苦労や問題を抱えていることは多いもの。
逆に、何等かの障害を負っている人であったとしても、
家族や周囲の人からの愛情に恵まれているなど、
負の面を打ち消すようなものは存在しています。

家族の誰かが病気になってしまったことで、
仲が悪かった家族の結束が強まり、
絆が徐々に深まっていったという話もよく知るところです。

宝くじで高額当選したことにより、
人生を狂わせてしまった人も多いと聞きます。

自分の人生に置き換えてみると、
そんなに華々しいこともなければ、
人生のどん底を見るような辛い体験もしていないので、
この法則を顕著に感じることはありませんが、
小さいレベルでは確実に起こっていることが実感できます。

預金高が一定に保たれるような、
運気の預金通帳というものがあるとします。
ハッピーなこと、
楽をして得をするようなことがあれば、
預金残高は減ってしまいますが、
努力すること、
人のために尽くすことによって、
預金高を戻すこともできるのです。

いい気になって減らす一方で、
あとからドーンをツケを払わされるような人生は
送りたくないものです。

いずみえむ『シンプル開運ライフ』
→http://www3.ocn.ne.jp/~izumi-m/