第14回　物と心はつながっている

持ち物と心はつながっているんだなぁ、
ということをあらゆる場面で強く実感します。

3年ほど前から私は、
管理しきれない物は徹底的に手放すようにしているのですが、
物の数が減りスペースに余裕が出るにつれ、
心にも余裕が感じられるようになってきています。

無駄な物を処分できずに抱えていたときには、取り越し苦労だとか、
時間に追われるようなあせりの感覚などが、
今よりずっと起こりやすかった気がします。

余計なものをひとつひとつ片付け、管理できる幅が広がるにつれ、
心の中にあった余計な思いも減っていき、
心のコントロールもスムーズにいくようになってきました。

自分で自分の心がわからない、とか、
気持ちの整理がなかなかつかない、
というような心の混乱や不安を覚えやすい人は、
物の整理や管理も不十分な状態になっていることが多いのではないでしょうか。

自分の心がわからないのは、
自分の持ち物管理ができていない状態とつながり、
気持ちの混乱は物の混乱とつながります。
そのように考えると、気持ちが正されれば物の整理もつけられ、
逆に物の整理が心の整理を促すことにもなるでしょう。

いきなり心から変えることはとても難しいものですが、
物から着手することなら意外と簡単にできるものです。
しばらく覗いてもみなかった押入れの奥、
ぎっしりと服が詰め込まれたクローゼット、
なにを入れたか忘れている収納ボックス、
ごちゃごちゃした引き出しなどは、
自分の心だと思ってみましょう。

心に余裕を持ちたいと思うなら、
収納スペースに余裕を作る！　というのが私のおすすめです。

いずみえむ『シンプル開運ライフ』
→http://www3.ocn.ne.jp/~izumi-m/