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第11回 明日を悩めるぜいたくに感謝する

以前、小児科病棟の中にある院内学級
(長期入院している子供が学べる教室)を舞台にしたTVドラマの中で、
そこで働く教師が言ってました。

「我々は明日を悩めるぜいたくに感謝しなくちゃ」と。

明日という日が来るかどうかわからない人にとっては、
いまこの瞬間を生き抜くことだけが精一杯で、
明日のことを悠長に悩めるぜいたくは許されていないわけですよね。

それが私の心には強烈に響きました。

そもそも、心にある程度余裕がなければ、
悩むなんてことはできないものです。

たとえば大地震や大戦争といった非常事態が起こり、
生きるか死ぬかの緊迫した状況に追い込まれたら、
先のことなど悩んでいる余裕などまったくないはずです。

悩んだり取り越し苦労をすることができるというのは、
それだけ心に余裕があり、
自分はかなりのぜいたくが許される恵まれた状態にある、
ということ。

それを自覚する必要はありますね。

これを逆利用してみると、
心の余裕をなくせば悩む暇はなくなるわけで、
悩んでる暇なんてないほど忙しい!
という毎日を送ってみるのもひとつの方法。

でもまあ、そんなやり方で強引に心の余裕をなくし悩みを排除しても、
ストレスはたまりそうですけど。(笑) 

やはり、心に余裕は欲しいですよね。
でもその大切な余裕部分を悩むことで使ってしまうのは、
あまりにももったいない気がします。

そのように思っても、悩みや不安はなくならないものですから、
先のことを思いわずらうような心の状態になったら、
「ああ。今の自分の心にはけっこう余裕があるんだ」と思うことです。

「ぜいたくが許されていてありがたいなあ」
なんて思ってみるのもいいかもしれませんね。



いずみえむ『シンプル開運ライフ』
→http://www3.ocn.ne.jp/~izumi-m/

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