第7回　やりたいことが見つからない

「やりたいことが見つからない」とか、
「自分にとっての適性がわからない」というような声をよく耳にします。

これは若い世代に限ったことではありません。
すでに定職に就いていても、
向いてない仕事だけれど無理して働いている人はたくさんいます。
そういう人がある日突然、生まれてきた自分の使命に目覚め、
やりたいことを次々見つけられる可能性はきわめて低いものです。

占いによって、その人の使命や適職なども示すことはできますが、
本人がそれをこなせる意識レベルになっていないと、
なんとなく聞き流すだけに終わってしまうものです。

やりたいことが見つからない状態から、
やりたいことを見つけられる状態に向かうためにはまず、
目の前にある困ったことに目を向けるのが
一番の近道だと私は考えています。
特にやりたいことがないなら、
とにかく（やりたくなくても）
やらなければならないことをやるのが一番です。
目の前にある問題や課題に取り組んでいき、
そしてそこから、次々と人生の扉が開かれていくという現象は、
往々にして起こるものだと実感できるからです。

やらなければならないことは、
学生であれば勉強であったり、
勤め人であれば日々の仕事であったり、
主婦であれば家事であったりするでしょう。
人によっては、
人間関係の問題や健康の問題が優先される場合も当然あるでしょう。
それらの取り組みを嫌々ながらダラダラやっていると、
いつまでたっても自分のやりたいことなど見えてはきませんが、
そのことに一生懸命集中して力を注いでみると、
今まで見えなかった世界が開け、
気づかなかったことが徐々に明らかになっていくものです。

いずみえむ『シンプル開運ライフ』
→http://www3.ocn.ne.jp/~izumi-m/