第4回 こころをメンテナンスする
最近は無病息災より、一病息災という言葉をよく耳にします。
人間、ひとつくらい病気を持っていたほうが、
自分のからだを気づかい無理をしたりしないので、
元気で長生きできるというようなことですね。
だからといって、健康な人も病気を持ちなさい、ということではないですよ。
私にはこれといった持病はありませんが、
子供の頃から体力には自信がなかったので、
肉体的にあまり無理はせず健康志向でした。
体調を崩してもできる限り薬に頼らず、
自力で治す方法(ヨーガとかマッサージとか食事で)を、
そのつど体得してきたせいか、
自分のからだをメンテナンスすることがある程度できるようになってきました。
自分のからだをメンテナンスするということは、
若いうちからできるようになっておいたほうが、
歳を取ってから慌てずにすみます。
心に関しても、これと同様のことがいえるかなあと思いました。
繊細で傷つきやすい心を持って生まれてきてしまったとしても、
心をメンテナンスすることができれば、重大な心の病など生むことなどなく、
むしろ打たれ強い人にさえなれるような気もします。
心だってたまには風邪ぎみっぽくなるでしょうし(プチうつみたいな状態とか)
ケガをすることだってあるでしょう(誰かの言葉に傷ついたり)
でも、その後うまく心を癒したり治したり元気つけたりと、
メンテナンスすることができれば、
誰もが健全な心を保っていくことは十分可能だと思うのです。
強い心を目指すより、心のメンテナンスができることを目指すことのほうが、
多くの人にとっては必要な気がします。
いずみえむ『シンプル開運ライフ』
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