004 くっぴんがやってきた
9月1日、店のテラスに一匹の猫がやって来た。
捨て猫?生来の野良猫?どちらなのかは、わからないけれど、
ヤツはとても警戒心が強く、まったく人間に近づこうとしない。
しかし、しばらく放っておくと、遠目からじっ〜とこちらを見つめ、
微妙な距離感を保ちつつ、近寄ってくる。うちは和食屋なので、
魚のにおいがするのかも知れない・・・!?
ヤツ、9月1日に初お目見えだったので、
「くっぴん」
と名付けた。(うちの旦那が勝手につけた。
猫本人が気に入っているかどうかはわからない・・・)
くっぴんは毎日お店にやって来るわけではなく、
気が向いたときだけひょっこりと顔を出す。
最初のうちは、たまに見られればいいさ、
と気楽に構えていたが、日が経つにつれ
「あれ、くっぴん、今日はまだ来てないの?」
「いつもは、この時間に顔見せるはずなのに・・・」
「お〜い、どこにいる〜?」
気付いたら、くっぴんがテラスに来るのを心待ちにしている
自分がいるではないか。うちの旦那にいたっては、
手製のねこじゃらしを、ニヤニヤしながら作っていた。
ああ・・・、そうはいっても、ヤツは野良猫。
こんな男に引っかかったら、女は苦労するだろうな。
みゃー。
ちゃりの間からパチリ。
なかなかベストショットを撮らせてくれない・・・(泣) |