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エグザイル

人が国をつくろうとするとき、かならず異分子が生まれ出ます。
人間の歴史は、治める人々と、主義を違える民が織りあげたタペストリーのような気がしています。
一枚の歴史絵巻の織目には、いくつもの「被征服民」という「文様」がかくされています。
いままで彷徨った旅先で見聞きした、歴史の影に追いやられた人々の異聞伝承。
それらから、「まつろわぬ人々」という横糸をほぐし出し、
あらたなタペストリーを織り出してみたいと思っています。
エグザイル。
直訳すると「亡命・流浪・流刑・国外追放」です。
その言葉に、勝手ながら「辺境に追いやられながらも、立つ意志を持つ人々」という意味を与えてみました。
様々な史実に沈殿したエグザイルな人々。
私の心の中に滴り落ちてやまないエグザイルエッセンス。
これは、そんなエッセンスをもとに創りあげた異境世界イメージボード集です。


Board-1


■場所/某国辺境
■時/花謳う月、満月まで三日


まちはずれの船着き場。
係留された船から岸におりる船客達。
宿の客引きの声と岸壁に寄せる波の音が、入り江に満ちる。
客引きと太陽の傾きを秤にかけている旅人が、一人。
宿の値はなかなか下がらないようだ。
あきらめふりきって歩き出す旅人に、一人の男が声をかけた。


■登場人物#1 旅人。
ーどうやら語り部らしい。



◆ギャラリーサイト
http://www.termnet.co.jp/furuyama/
◆創作雑記ブログ
http://trumpet-tugboat.seesaa.net/

2009年謹賀新年
-前回までのあらすじ-

Board-7
■場所/廃虚
■花謳う月、
満月まで二日・夕刻間近

Board-5
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