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第7回 坐禅和讃 + 俳句関連ニュ−ス速報

「塔」の歌人宅にご挨拶ついでに
もう一軒お付き合い下さい

「塔」といえば「仏塔」
横町の臨済宗の和尚にもご挨拶を
そこで「爾来如何」の清水大門師宅

だいたい分かっている方は 多くを語らない
知らない者が 知ったかぶりで私のように
ほざくもの
 
本質的なことは 後刻あらためてご指導を仰ぐとして
罰あたりながら七五調の稽古
「白隠禅師 坐禅和讃」を鑑賞?
予備知識
白隠慧鶴(はくいん えかく)(1686-1769)
江戸中期の僧 臨済宗中興の祖

和讃  仏 菩薩 教法 などを和語で賛嘆した歌

衆生(しゅじょう)  生きとし生ける一切の生き物

「白隠禅師 坐禅和讃」

衆生本来(七) 仏なり(五)

水と氷の(七) 如くにて(五)

水を離れて(七) 氷なく(五)

衆生の他に 仏なし

衆生近きを 知らずして

遠く求むる はかなさよ

譬えば水の 中に居て

渇を叫ぶが 如くなり

長者の家の 子となりて

貧里に迷うに 異ならず

(中略)

かたじけなくも この法を

一たび耳に 触るる時

讃嘆随喜 する人は

福を得ること 限りなし

いわんや自ら 回向して

直に自性を 証すれば

自性即ち 無性にて

すでに戯論(けろん)を 離れたり

因果一如の 門ひらけ

無二無三の 道直し

(中略)ここから最後まで畳み込んでいく気迫やよし

無相の相を 相として

往くも還るも 余所ならず

無念の念を 念として

謡うも舞うも 法の声

三昧無礙の 空ひろく

四智円明の 月さえん

この時何をか 求むべき

寂滅現前 するゆえに

当所即ち 蓮華国

此の身即ち 仏なり


長岡京の長岡禅塾
坐禅の前に「四弘誓願」と「和讃」を唱和
10数年も前に覚えた「和讃」が記憶されて
いるのは じつに この七五調にまとめられた賜物
記憶しているというより 忘れさせてくれないのだ

白隠禅師には他に滋味深い「夜船閑話」などがある
興味のある方は 松岡正剛の千夜千冊「夜船閑話」
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0731.html


◆◆◆俳句関連ニュ−ス速報◆◆◆

これまで七五調のリズムを主眼に
稽古してきました
これから向かう俳句はそれだけでは不十分

つい最近 タイムリ−にインタ−ネット歳時記の
サイトができましたのでご紹介します

名称はNPO法人「季語と歳時記の会」
今年(2008年)5月正式認可予定
代表は俳人の長谷川 櫂氏(古志 主宰)
サイトのアドレスは次の通り
http://cgi.geocities.jp/saijiki_09/index.html

俳句を本格的にするしないにかかわらず
本格的な「季語と歳時記」について
インタ−ネットで検索できるのは画期的なこと

一般教養としても楽しめます
茶柱句会はインタ−ネットでいろんなサイト
にリンクして幅広く学んできました

このサイトの出現で俳句の稽古に
一層弾みがつくと思われます
私は早速入会手続きを済ませました


<出展>
本稿における参考事例・内容解説などについては、特段の説明がない限り、
その多くをフリ−百科辞典「ウィキペディア(wikipedia)」によっています。
ここにその出展を明記させていただきます。

井上 明関連サイトリンク
暮らし方研究会
http://www.kurashikata.gr.jp

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