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04 たった一言の手紙



書きたい言葉が多すぎて、
何を書けばいいか分からなくて、
たった一言を書いて紙と睨めっこ。
ペンが止まったところににじむインク。
心の重みに言葉がついていけない。

あ・い・た・い

文字のないところに気持ちだけが積もってゆく

何も書けないなら手紙なんか書かなければいいのに
今日も紙を前にしてたった一言。

伝わってほしいから書くのではなく、
ただ、一緒にいる気持ちになれるから手紙を書く。
手紙が恋を運ぶのではなく、
恋が手紙を運ぶものだと
たった一言を前にして、
今日も胸沁みる。

いつかそれさえも言えなくなったら
真っ白い紙だけを送りましょう。
形に出来ない言葉と共に
あなたと向き合った時間を入れて。

たった一言を書いたまま
今日も恋しく手紙香る。

13
もし、私が・・

12
春を告げる手紙

11
泣いていいのよ

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