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その10 乾物礼讃

ここ数年じわじわとハマってきているもの…
それは『乾物』

乾物と言っても多種多様。
昆布や鰹節のダシ系から始まって
豆や大根、海藻やスルメ、凍り豆腐などのおかず系
ドライフルーツや干しいもとデザート系までカバーする
素晴らしくも多才なラインナップ。



小さい頃はドライフルーツを戴いた日には損した気分すらしましたが、
今はそれを幼き日の自分から強奪したい程。
噛み締める程に広がる滋味とねっとりとした果肉にメ・ロ・メ・ロ。

日持ちがするのも大きな魅力。
私は平日は自炊の出来ない生活をしているので
うっかり青果を買うと使いきれず腐らせる事も多い。
食材をダメにしてしまった時のお百姓さんへの罪悪感は重く苦々しい…
そんな中でやってくれるね、乾物!
保存量いらずで平気で一年間放置もお手のもの。



しかし乾物の醍醐味は 何よりも『もどし』の時にあると思います。
その中でも私のランク上位は「豆」と「椎茸」

豆の魅力は、まず一晩水につけた豆を見る瞬間にあります。
あんなにカラカラで硬かった豆がふっくらこ。
更にダシと調味料で煮込むとつやつやぷりん。
なんだか「乾燥した肌に保湿パックでたっぷり水分を吸わせてさらに
美容液でぷるぷり素肌になりました」的な快感を味わえるわけですね。
ああ、なんか欲求不満か?私。

椎茸は分厚い「どんこ」なんかが特に楽しいですね。
もどし時間がやっぱり一晩くらい必要になるものの
お手軽スライス干し椎茸では味わえない達成感と旨味が存在します。
重要なのはやっぱり「ぷっくり感」



いくら水に浸けるだけとは言っても
ひとつ間違えればガッカリな結果を招きます。
時間がないからといって、スピードもどしの定番
「お湯に砂糖を入れて電子レンジにかけた干し椎茸」
のガッカリ感は忘れがたい。

ふっくらとは程遠く、中心部はまだ完全乾燥状態。
いくら煮ても芯は硬く外はぐずぐず。すべての手間が台無しになる味。
一方で水の浸け過ぎも悲劇を招きます。
もどし過ぎのひじきの「離乳食ですか?」と問いたくなる触感よ。


今後のマイ乾物計画では鰹節を迎え入れたいと思っています。
削り節でなく鰹節。
どうなんでしょう、めんどくさいと聞きますが
掻きたてはパックなんかとは全く味が違うと言いますよね…

鰹節に思いを募らせる日々。

その28 エコじゃない私の
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その27 エコじゃない私の
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