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「未熟とは「未(いま)だ熟さぬものの、やがて確かに熟するもの」のことをいう。いつまでも熟することのないものは「不熟」といい、結局は、熟することなくいのち果てるもののことだ。つまり「未熟」と「不熟」は対極(正反対)に位置するものである。というわけで「未熟なる若い衆」とは「有望な可能性に充ちた若者」の意味である。

第10回 図にのるということ

成り上がり人種

俗に「金は天下の回りもの」というけれど、あのカネというものは、あまり公平なシロモノではないなあ。
 まじめにコツコツ働いている者のところへはあまり寄りつかない。かと思うと「なんでこんな奴が?」という者がバカスカと大儲けしたりしている。
 手持ちの「類語事典」なるもので「貧富」の項を引いてみる。
 「金持ち」の類語はいろいろある。「富者」「富豪」「金満家」「素封家」「長者」「大尽」「分限――ぶげん」「成金」「物持ち」「成り上がり」。そして近頃は「セレブ」というそうだ。
 その反対語になるのは「貧者」と「貧乏人」しかないのがなんともオカシイ。

そのセレブといわれる美容整形外科医の女史の娘が誘拐され、話題になった。
 例によってテレビが、その女史の「時給100万円」という生活と彼女の人とナリをしつこく紹介していた。
 テレビ周辺でウロウロしている人種には、「なるほどね」と素直に納得できるのはもともと皆無だか、あの女史をチラと見た限りでは、ただの「俄か成り金」でしかない。
 詐偽や公金横領や、殺人強奪などの犯罪性のない金儲けだから、それじしん文句を言われるものではないが、テレビなどで羞恥心もためらいもなく、プライベートを公開して天下に内情を晒してしまえば、以後「不本意な事件」に見舞われてもやむをえまい。
 従来も、ちょろちょろしたタレントやゲーノー人が、惚れたのくっついたの、はたまたニンシンしたから結婚するのと羞恥心もなくテレビで公開したあげく、破綻や醜聞ではハイエナのようなテレビ・リポーターにからまれて「頭にきた」なんてほざいているが、そりゃあネエーだろう。

それにしても金まみれ欲まみれですなあ

やっぱりつい思い出すのがホリエでありムラカミですよね。
 それと、このところ、どう見ても欲呆けジイサンにしか見えないフクイ日銀ソーサイ。そしてワセダの教授とやらの女史の事件。
 そうではなくとも、社会保険庁以下の、公金濫費やコソコソやっている公費横領など、ハレンチ事件は枚挙にいとまがない。
 高齢者たちへの実質増税――医療費負担増額や福祉予算の有無をいわさない削減などの反面、税金ドロボーの跳りょうはあいかわらずという現実はひたすら肚が立つ。
 愚かしく図にのってきた連中が失墜するのは大歓迎したい――。
 次代を背負うといわれてる若者諸君の未来は、こうした現実現状と無縁ではない。
 この不公平社会をなんとかマトモなものにするために、若者たちも心あるおとなたちと一緒に発言し、行動すべきだと思う。
 あなた方がツバした社会は遠からずあなた方にゲロを浴びせてくると思う。
 怠けたり、ふてくされたりしている場合じゃないよ、若者よ。

「週変わりエッセイ・ニッポンの芸能人」
http://www.mochi-well.com

どうぞごらんのほどを。

第10回
図にのるということ

第9回
思考の[生前硬直]

第8回
フェイク人間ばっかり!

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