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「未熟とは「未(いま)だ熟さぬものの、やがて確かに熟するもの」のことをいう。いつまでも熟することのないものは「不熟」といい、結局は、熟することなくいのち果てるもののことだ。つまり「未熟」と「不熟」は対極(正反対)に位置するものである。というわけで「未熟なる若い衆」とは「有望な可能性に充ちた若者」の意味である。

第3回 ドツボ人種はただいま増殖中?

〔ドツボ人種〕というのは、ぼくの造語です。
 たいして変わってはいないけれど、〔タコツボ人間〕といういいかたもあります。
 もっと別のいいかたをすると、「自分を客観視することがない」とか。「おのれを相対化して考えることがない」……そういう者のコトをいう、となりましょうかね。そう「自分にたいする批評眼」といってもさしつかえありません。
 おもしろくもない例ですけど、あのホリエという男には、そういう思考力はゼロだったのでしょう。
 だいたい、どんな種類の犯罪者でもそうですけど、「へぇ!」とか「まさか!」というようなコトをしでかす人間は、すべからく「自分を客観視する」とか「おのれを相対化する」というチエも方法ももっていません。
 俗なせりふで恐縮ですけど「こんなコトやっていたら、ヤバイんじゃねーかな」という思慮も不安もまるで出てこないというわけです。

スギムラ・タイゾー議員のブログの意味

小泉チルドレンのうちの1人、杉村タイゾーくんのブログが2月20日付けの新聞で紹介されていました。
 国会議員たる者に義務づけられている「資産公開制度」について、彼は「大きなお世話だっちゅう話は枚挙に暇がないわけで(略)何で自分の資産を法律で公開する義務を負わねばならないのか(略)」とほざいているのデス。
 こんなコトは、まるで意味がない、ムダだと、阿呆な見得をきっているのですね。
 それでなくとも、国会議員の不正の臭気、役人たちの欺瞞性など次つぎと暴かれている昨今(天下り役人の身勝手さや官製談合の醜悪さ、そしてさまざまなお手盛り報酬の呆れた実態などなど)、彼はよくも「大きなお世話だ」とほざきますね。
 国会議員はもちろん、役人のペイはすべて国民の税金でしょうが。その報酬の額も明細も公示するのが常識――という基本認識が欠落しているわけで、彼はまぎれもなく〔欠陥公務員〕ですよ。なぜあの程度の男が国会議員であるのか?ぜあんな男に4000万〜5000万の歳費を払うのか。税金をドブに捨てているようなものです。
 タイゾーくん、冗談は寝言でいっておくれよね。

若いがゆえの身勝手さは結局は自分をダメにする

イシハラ都知事が記者会見で例によって目をパチパチさせながら「団塊(世代の親)が抱えているガキどもが働かずに、ニートとか称してぶらぶらしている。ただの穀つぶしだよ。(略)親が甘い顔してるから」とブッたとか。
 あのヒトの考え方には賛同できないコトがいろいろありますけど、ただ身勝手だけの若者というのは、やみくもに肚が立ちますね。だって、自分の可能性を自分で腐らせているというその怠けぶりが許せないのです。
 たしかに政治も社会もいいかげんでひたすら愚かしい。でも自分から〔ドツボ人種〕に堕落してどうするの?
 ぼくはね、よく若い人にいうのです。「金なんて貯められる時代じゃない。でも君らしい可能性はきっとプールできるよ。さあ、おもしろくもなんともない暗い穴ぼこから出ておいでよ」って。
 中国の古い言葉に「担板漢」(タンバンカン――肩に板を担いだ男)があります。右か左かの肩に幅のある板を担いで歩くと、その板を担いでいる方向がまるで見えない。そのコトを意識するのを忘れては不様にこけるぞ!という含みのある言葉です。
 「君はドツボ人種? それともタンバンカン?」

「週変わりエッセイ・ニッポンの芸能人」http://www.mochi-well.com/
どうぞごらんのほどを。

第11回
近況報告
来し方をふり返って

第10回
図にのるということ

第9回
思考の[生前硬直]

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