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006「坊さんが屁をこいた」

こないだ、テレビで「どれにしようかな神様の言うとおり」の後が、地方によっていろいろ違うというのをやっていた。ちなみに、私の出身地の大阪府堺市では「神様の言うとおり」のあと「ぷんときてぷんときてぷんぷん、柿の種」だった。同じ場所でも世代によって違うらしい。
周りの人にいろいろ聞いてみたら、ほんと様々のものがあっておもしろい。


【「神様の言うとおり」のあと】
「なのなのなすびのおばさんおこりんぼ」(北海道札幌市)
「なのなのなすび びすびすびすこ こすこすこすこ 鉄砲撃ってばんばんばん もひとつおまけに 鉄砲撃ってばんばんばん」(青森県むつ市)
「赤とんぼ白とんぼ かきのたね やややのや」(岩手県盛岡市)
「 赤豆白豆天の豆 ぎっこんばったん ぎっこんばったん 柿の種」(福島県)
「ぴんこんたんこんな」(栃木県那珂川町)
「ゲゲゲの鬼太郎が屁をこいた ちやかぼんち
ぎっこんばっこんきめた」(島根県)
などなど。たくさん聞いた中なぜか、「なすび、柿の種、鉄砲」が出てくることが多かった。なんか意味があるのだろうか?


子供の頃の遊びといえば「だるまさんがころんだ」も地域性があるようだ。私が住んでたところでは「坊さんが屁をこいた」だった。ちょっと下品な感じだ。でも、「坊さんが屁をこいた」よりもっと強烈なのもある。「インディアンのふんどし」(東京の男子)とかインド人のくろんぼ (愛媛 、広島)などだ。なぜ、「インディアンのふんどし」なのかも謎だけど、「インド人のくろんぼ」は、今ではぜったい差別用語で、怒られそうだ。


「坊さんが屁をこいた」の変形版に「坊さんが屁をこいた。においだらくさかった 」(京都など)というのもあるそうだ。「ぼんさんが屁をこいた、嫁さんに逃げられた」というのまである。 なぜ、そんなにおならにこだわる?  しかも、考えてみるとどれも変だ。普通、だるまさんは倒しても起き上がるイメージなのでころばない。坊さんは、厳粛なイメージで屁(おなら)とは結びつかない。 四国では「はなくそまんきんたん」という一見意味不明なものまである(何にでも効く「万金丹」という丸薬があって、それを子供たちが「鼻くそ丸めて万金丹」と言ってたのがいわれらしい)子供っておならとか鼻くそとか人がいやがる言葉とか、好きだからこういうセリフになったのかな?
 しかし、調べるといろいろ出てきておもしろい。はまりそうだ。

068
『豊橋ハリストス正教会』

067
『大好き!着物』

066
『仏像に変身した私』

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