
その6 銀玉鉄砲で、グッドバイ
どこへ行ったのだろう
きみも、ボクの黄金色した銀玉鉄砲も
その5 あの娘に、日光写真
誰にも会いたくない日は日光写真に耽る
その4 「エンマク、もしくは2B弾」
冬の駄菓子屋はボクらの火薬庫だ
2B弾、巻き玉鉄砲、かんしゃく玉、爆竹、クラッカー……
その3 「ボクらの、りきどうざん」
金曜日の夜、力道山はやってくる
黒いタイツたのもしく、はちきれそうな筋肉を弾ませて
その2 「ゲルマニウム・ラジオは、未来の匂い」
昭和38年、大阪・梅田の阪神百貨店5階
まぶしい蛍光灯の下のショーケースで、宝石のように
輝いていたプラスチック製ゲルマニウ・ラジオ
その1 「憧れのポップアップ・トースター」
テーブルの真ん中に置き、コンセントを入れる
食パンをセットして、しばし待てば香ばしい匂いとともに
こんがりと焼き上がった食パンがポップアップする、その不思議 |