脳の片隅に置き忘れた思考のかけら。日常、ふと感じた疑問や発見。そんな屑のような、公に発表するのも躊躇するようなモノを自由に出現させる庭、それが「ヌンディーム・アリーノ--自由の庭」です。ここに公開するモノは、イラストレーター山田博之とは超別世界であり、また、超本質でもあります。「自由の庭」ですから、絵も洗練せず稚拙なまま公開します。シリーズとして統一されたテーマも何もありません。他人の頭の中を覗くつもりで、楽しんでいただければ幸いです。
第十一回 『文京区音羽にて、へんポメ(※)発見。』
講談社前を歩いていると茶色の毛玉を発見。
子犬です。
後ろ姿の背中が丸まってる。
そう、ウンチしてたんです。
こんなふうに。
そんで、横を通り過ぎようとしたら
その子が振り返ったんですよ。
こんなふうに。
笑ってるんです。あきらかに。
「笑ってるように」見えたんじゃなくて!
ほんとに笑ってたんです─!
「出ないんだよ─、見ないでよ─」って言ってたんです!!
聞こえたんです!!!
(※)「へんポメ」=「へんなポメラニアン」 |