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<序>

『投扇興(とうせんきょう)』という遊びをご存じでしょうか?
投扇興は読んで字の如く、扇を投げて的に当て、扇と的の落ちた形を図式に照らして採点し、その優劣を競う投擲(とうてき)遊びです。 江戸時代中期(1770年代頃)から盛行したと伝えられています。
よく「平安時代の貴族の遊び」などと思われているようですが、文献を見る限り実際の起こりは上記の通り江戸時代のようです。
明治時代に入り、徐々に廃れてしまい、一度は途絶えてしまったのですが、昭和になって様々な文献などを元に取り上げられ始め、戦後各地で本格的に復興されました。

以前、『しあわせ家族計画』というTV番組で、高価な賞品を懸けて父親が挑戦する課題として取り上げられたり、最近では時代劇『大奥』の中で出演者が遊んだりしていたので、何らかのメディアを通してご存じの方も多いと思いますが、実際に経験された事のある方となると、かなり少ないのではないでしょうか?
実はこの投扇興、単純にして奥が深い、とても面白い遊びであります。

私が投扇興と出会ってから十年以上になりますが、2年ほど前から『じゃが連』という投扇興グループを立ち上げ、東京・浅草の「其扇流(きせんりゅう)」という流派の団体に所属し、本格的に取り組み始めました。

其扇流では、三級〜三段までの段・級位があり、有段者になると現在の其扇流の家元である歌舞伎俳優の十二代目市川團十郎さんより『名取りの銘』をいただく事ができます。
私は昨年の秋に初段に合格し、先月、待ち望んでいた銘をいただき、めでたく名取りになることができました。
『其扇庵 銀扇』(きせんあん ぎんせん)、これが私の銘になります。

ということで次回より、其扇庵 銀扇として、投扇興の面白さや楽しみ方をお伝えしていきます。
おたのしみに。

■おしらせ■
じゃが連では、毎月の例会や、様々なイベントなどを企画、開催しております。
詳しくはじゃが連のサイト<http://tosenkyo-jagaren.cocolog-nifty.com/>をご覧ください。

<第三席>
“お手軽”投扇興のススメ
-枕篇-

<第二席>
“お手軽”投扇興のススメ

<第一席>
遊び方

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