夢見る大人のWEB MAGAZINE
茶柱横町入口へ
斎藤忠徳のページへ ジュミック今井のページへ 小泉直子のページへ 古山拓のページへ にしごりるみのページへ 松元まり子のページへ 梶原初映のページへ おたこのページへ 小谷中 清のページへ 白やぎ黒やぎのページへ オオノ・マユミのページへ 清水 大門のページへ 沼尻 昌子のページへ 藤原 寿子のページへ ふじわら かずえのページへ 小幡 亨のページへ 山田 博之のページへ 坂東 信一のページへ
みたけさやかのページへ サイトウトモミのページへ 赤江橋洋子のページへ 井上明のページへ 仔鹿リナのページへ まえがまちえのページへ キムテイのページへ 大野舞(デナリ)のページへ 荒木典子のページへ フクチマミのページへ 本庄慧一郎のページへ 田中ひろみのページへ 岩井美代子のページへ 柏木敬太のページへ 大森 秀斗史のページへ 銀扇のページへ 山森 洋一のページへ 谷口純平のページへ
茶柱横町入口へ
 
 
プロフィールを見る
前を見る 次を見る

其の二十二 手形

手形やら小切手やら。
現在、かつかつの暮らしながらも、
そうした物に縁無く暮らしているということは大層有難い。
それらが持つ大人の事情は奥が深すぎて対応が面倒臭そうなことこの上ない。
頭が悪いので到底ついて行けない。
仮に頭が良くともついて行きたくはない。

小学校から帰ってくる私を母が待ち構えているときがあった。
何やらの紙切れを駅前の信用金庫に走って届けないとならないのである。
これは小学生の私のみが果たせる仕事であった。
大変重要らしいのだが、全くどういうことなのか理解せずに行っていた。
別段、脚が早いわけではないが、
気分的には走って行かねばならない雰囲気で信用金庫に向う。
既に一般の入口は閉まっている時間なのである。
裏の通用口にまわるのである。
窓口じゃないところにいる窓口のお姉さんに労われるのであった。
「ご苦労様。いつも大変よねえ」
小学生が相手ではお姉さんが労うしかないのである。
支店長は奥の席で苦虫を噛み潰していた筈である。
大人が行くわけにはいかない任務なのであった。

其の三十八
太田道灌

其の三十七
子 供

其の三十六
御小遣い

バックナンバーINDEXを見る
前を見る 次を見る
| 著作権について | このページのトップへ | 茶柱横町入口へ |
2005-2009(c)CHABASHIRA YOKOCHO All Right Reserved