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喜び多き2013年になりますように!


ご無沙汰しております。沼尻昌子です。
こちらをお留守にしておりました間も、
私は日々星の子活動(つまり占いだ)に
いそしみ続けております。

2012年は、一般的な占星術でいう
「幸運と拡大をもたらす星」・木星が牡牛座から双子座に、
「ある種の試練と気づき、
新しい段階へ向かうためのイニシエーション的展開をもたらす星」・土星が
天秤座から蠍座へと移動し、
時代の持つテーマや方向性がここからまた
変化していくことを示唆する一年でした。

木星は12年で12星座を一周するので、
大体「その年らしいテーマ・雰囲気」を司る感じもありますが、
土星は28.5年で一周ですから、一星座での滞在は大体2.5年。
つまり大体三年に一度、流れの転じる時期はあるわけです。
そしてそれが2012年でした。
今回の天秤座には2010年7月〜2012年8月の間いたわけですが、
この期間はなかなかにハードな局面が多かったことは…
なんとなくみなさまの共通認識ではないかと思います。
それは別に、「天秤座」という星座に星がいたから、ということだけではなく、
この木星、土星以外の惑星たちとの配列にも大きく関係しています。

その間には、いわゆる世紀末時期にも話によくでてきて、
わいわい言われていた「グランドクロス」
(天体の配列が90度、180度に並び結果として天体が十字型になる状況)
という形が何度も登場しました。
これは大体において
「ある種の星のエネルギーが極限まで高まった様子。四方に引っ張り合う様子。
ある種のジャンルの大変革を意味する」ような並びなので。
…なんとなくですが、そういうのが何回も出来上がる時期というのは
「強烈そうだ」(だったな)とお分かりいただければOKです。

確かにこの時期は、何が…とは言いにくいのですが、
そもそもざわざわと落ち着かず、
何か「このままでいいのだろうか」「何かを変えなければ?」
「でも何を?」「怖いからこのままでいたい」
「でも今に決して納得いっているわけじゃない」、
みたいな葛藤がすごく全体的に多かったように感じます。
「進みたい、でも進んでいいのか、進むことが本当に必要なのかがわからない」
社会的にも個人的にも、この気運がきわまった。
こういう風にも言えるでしょうか。
でも、…その時期にマヨマヨに迷って、今という時期になってみると。
「あの時期に『進んでいいのかな』だったものは、
『やっぱり進むしかない』や、
『そもそも進む以外に道なんかなかったんだ』に変わったな」
こういう風になってきている、と思います。

まさにグランドクロスが、季節が変わるごとに起こるような時期は、
それこそエネルギー的に言えば嵐のようでしたが
(解説:なぜかというと、木星、土星以上に運行スピードの遅い星が
これらの星と90度、180度の位置にずっと鎮座しており、
かつこれらがいるため、残った位置に他の太陽~火星など、
もっとぐるぐる回る星がやってくるたびに、十字架になっちゃうのです。
わかるかしら)、 でも過ぎてみて、ふと身近な世界を見ると、
「必ずその人が葛藤しただけに値する何かには、気づくことができている」、
仕事を通じいろいろな方とお話してきて、
また自分自身の実感でもこういう印象がありました。

星が動くたび、もちろんいろいろなことが起こりますが、
それらはすべて、その力に影響を受ける者へ、 大きな置き土産も残すのです
(どんなお土産をもらうかはその人次第)。
そして再び星が移動し、今度は蠍座が土星を司り、
状況は変わってきていると思います。
その前の時期までで、どうにかして奮い立たせ、
現実を認識し、決断した何かを、
「じゃあ本当に変えていくというのは、何を意味するのか」
今度はこっちが焦点になったようです。
決意までは、ある意味心の内の問題です。
「決断」にはパワーが最大に必要なものの、
それ自体が呼び起こす風にあおられるような爽快感があるので、
動き自体は出しやすくもありました。
でも星が移動し、
次は 「その決意を日々実行する持続力と、
勢い以上の何かで強化していくより深い熱意、 生き物としての熱量」 を、
現実的な行いの中で、問われている気がします。

たとえるなら、 長いこと魔窟のようになっていた家を片づける!
何が何でも!もう片づけられない人は卒業!!!と、
遂に決意したとして(世の中にこういう方も実在します。涙)
ここからは、本当にその魔窟のドアを開けて…。
「この魔窟をどういう方向性に持っていきたいのか。
それをどのくらいの期間でやりとげるのか」を決めなければなりません。
まずは自分が完全防備をして、マスクして手袋をして。
一つ一つ表に出して、ほこりを払って、何をとっておいて何を捨てるかを決め、
捨てるものを入れるごみ袋や段ボール、
場合によってはごみを運ぶトラックを手配し、
明らかに一人では無理なら、誰か手伝いも必要だし。
また、どう考えても一日やそこらの勢いでは終わらないのだろうから、
決意の中断→再開も何度も経験しなければならないでしょう。

「もう片付けるのやめちゃおうかな…」という誘惑や、
心身に襲ってくる疲労感にも耐えなければなりません。
何といっても、片づけを継続しつつも、日常生活も守らねばならないのです。
「決意は、するところ以上に、継続することが難しいんだ…」
これを教えてくれるのが、この新しいターム(蠍座土星の時期)だと思います。

が。 話しが長くなる一方なのでちょいと飛びますが。
今年はまだ、星が移動したばかりで、
いわば2012年はふたつの時期をつなぐ
渡り廊下のような一年であったような気がします。
本格的に、特に良い意味でこの時期の色合いが出てくるのは、
来年なのではないかと。
簡単にいうと、大きな星こそ、本腰が入るのに時間がかかる、からです。
かつ、この流れに支援する配置も、いろいろあるから。
さっきのたとえでいうなら、「あそこ完璧に片付けるつもりなんだ!」
と決意して、 すぐは無理だとしても、
しばらくの間には、徐々に「片づけに便利なグッズ」を集めたり、
「ああ、こういう風に片づけると使い勝手がいいかも」
という例を見かけたり、できますよね。
また誰かにその決意を語って聞かせたりして
「ああ、じゃあ手伝おうか?」という人が出てきてくれたりも、ありえます。

よくスポーツで瞬発力と持久力を司る筋肉は、
それぞれ質が違うといいますが、
運にもそういうのは言えるんじゃないかな。

あと、頭の使い方にも。
いつも同じ理屈でやっていこう、
「勢いさえあれば」「我慢してれば何とか…」
「ノリだけでいいでしょ」「この世は理屈がすべてだよ」、
みたいなひとつ手段しかないと、
人生はしょっちゅう危機ですが(みなさんよくご存じ)
「ところかわれば(星動けば)やりかたもかわる」じゃないけど、
その時に応じて、自分らしさを拡大させていく、
いうのは、大事ななんだなと私はいつも思います。
貫くとか、一筋、とかも素敵ですが、「どういう風に貫いていくか」も、
日々自分の心や風向きに従いながら、
新陳代謝を重ねていくのが、
生き物としては正しく、かつ楽しいのではないかと。

年々担任が変わる学校のようで、星の世界は今もなお、私を魅了し続けます。
みなさまにも、少しでもこの喜びが伝わりますよう。
新しい担任の先生とも仲良くなられますよう(笑)。
喜び多き2013年になりますように!
またの名をアストロカウンセラー・まーさ より

アストロカウンセラー・まーさの
「占いで運命をチューニングする」ブログ
→http://ameblo.jp/astro-martha/


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