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〜その20〜 木星とわたしの12ヵ年計画

新年からしばらく経過しましたが、みなさん2008年をお楽しみでしょうか。
今年はどんな調子ですか?

何でそんなことをこのタイミングで聞いているかというと、
星が新しい流れに入ってもうじき数ヶ月(暦の上の新年とはすこし違います)、
ぼちぼち、みなさんの人生に
「現在強い力を発揮している星の影響がしみてくる」時期だからです。
去年末からこの春にかけて、
精神的にしろ、具体的な出来事にしろ、
何かあなたの「土台」的なものに、変化の風が吹いてきましたか?

ちょっと今回は流れを変えて、
「星の運行と自分の人生とのリンク」に関しての考え方を
書いてみたいと思います。

簡単に言えば、
「今年はどういう一年になっていくのか」ひいては
「どのような年にしていけばいいのか」的なことの捕らえ方です。
この“今年”は、必ずしも2008年の話ではなく、流れの中での“今年”です。
特にここでは、
「木星」
という、一年に一星座を運行していく星を中心にして展開するので、
この星が星座を移動するまでを一年と考えてます。
ちなみに、現在木星は「山羊座」に滞在中。去年の暮れからです。
で、来年の新春までいます。

もちろん、星が動くことで吹く「エネルギーの風」みたいなものは、
いろいろな単位であります。
一瞬ごとにも、今日明日という単位でも、毎月でも、
それこそ10年規模のものでも。
だからこそ、星から導き出す占いなども、
いろいろなバージョンで展開できるわけですが、
今回はそれを「一年」で考えてみたいと思います。
まあ、一般的なのでわかりやすくていいと思うし、
かつ特に私が強調したい理由は、
「今年がどんな年になるか」ってことに注力するのもいいけれど、
「去年があって、で来年もある上での、今年だ」ってことも、
もう少し気に留めてほしいからです。
エネルギーは流れていて、
決してここだけラッキーとかここだけパワフルとか、ありません。
大きな流れでの“今”を捉えることができるようになるほど、
自分の中の、そして外の「確からしさ」はあがっていきます。
ちょっとやそっとの逆風で、倒れたりしなくなっていきますから。

木星の滞在している星座は、大体その年のメインテーマを司ります。
実際注意してみていると、テレビのニュースでも、
すごくその星座らしい出来事、事件、流れができますし、
みんなそんなことを知ってるわけじゃないのに、
「明らかに去年まではそんなこといわなかったよね?」的な、
すごくその星座らしい言動が、誰の口からも上ったりします。
今年でいうと
「(長年これで悩んできたけど)今年こそは、●●しようと思って」
「今年が●●についてのラストチャンス、みたいな感じがするんだ」
でしょうか。

山羊座は12星座の10番目、ホロスコープの天頂に位置し、
「願望を現実化する」
力が最強です。
かつ、ラストチャンスの感もあります。
後ろに控えるのは、水瓶座、魚座。
この二星座に星が回ってしまったら、
おそらく人々の思考は「未来」へ行ってしまいます。
もう次のサイクルへの準備に入っちゃうのです。
もっとわかりやすくいうと、
「今持っている願いや可能性と、真正面から向かい合う集中力やエネルギーは
今年をピークとして減退する」
傾向にある気がします。
現状までこだわってきたことは「風化」していく、
「天に帰っていってしまう」
そういう流れです。

実際、それでもいいことはよくありますが、
「これまでの自分に応えたい。このまま手放してしまいたくない」
と思える何かがあるなら、今年は真剣に感張り時です。
みなさんぜひとも、今年を満喫してくださいますように。
山羊座は、助力を頼むには最高の星です。
今から気合入れていけば、今年は化けられますよ〜!

ちなみに、これが昨年は「射手座」でした。
自分の世界をどこまで広げられるか、
あなたはこの人生でどこまで旅していくつもりか、
私の地平線はどこまであるのか、を尋ねられている一年でした。
いろいろな現実はもちろんあるけれど。
じゃあ、もう夢は見ないつもりなのか?
やってみたいこと、行きたい場所はもうないのか?
私と一緒に、来ないか?と
さまざまなシーンで。木星に誘われませんでしたか?
彼(彼女?)の手をとって、一緒に旅に出ましたか?
私は、出ましたよ。

さて、ちょっと話が脱線しましたが、
私はとにかく話が長くなるので、先に要点を書いておくと
◆「木星」が滞在している星座を知り、その星座らしいテーマと関わったり、その星座らしい生き方を体現したりすると、物事が驚くほどうまく回る。もしくは「今年はこれをやり遂げたなあ」と、具体的に手ごたえのある一年が過ごせる傾向にあり。「このテーマに関しては、一皮むけた!」という感触も残ります。
で、次にその星がまた同じ位置に来たときには、さらにバージョンアップしたそのジャンルのテーマに取り組めるというわけですね。 これは全星座共通の話。

◆ また、
「どこかの星座に木星がいるってことは、自分のホロスコープ上の、どこかの領域に“木星の恩恵”が向かっているということ」です。

簡単にわかる考え方を使うと、
自分の太陽星座を1とした場合、木星は何番目の位置に来ているか、ってことでわかります。
さっき、「山羊座は12星座10番目の星」と書きましたが、
これは「牡羊座を1とした、最も基本的な12宮」の並びでいう、10番目です。
つまり牡羊座から見ると、今は10番目の室(ハウス)に、木星がいるわけです。
で、順に、牡牛座から見ると…9番目。双子座から見ると…8番目となるわけですね。

さて何番目のハウスに木星がいると、どういうことがテーマになるのか?
そこんとこ、知りたいですよね。
なので、とりあえず書いてみます(手短に)。
書き出すと一個で一回の連載書けるくらいありますので…。

あ、あと、ご自分のホロスコープを出したことのある方は、
そのホロスコープでいうところの、どの位置に今は木星がいるのか、
も見てみてください。
先に書いた「太陽星座から見て、どこか」も
「出生時のホロスコープ上で見て、どこか」もダブルで大事です。
二つの影響は、一人の人生の上に「階層的」に重なって登場します。なので、
「それぞれの影響がリンクしている、相乗効果があると波は一層大きくなる」し、
「反発しあう、対立しあうと相殺効果が出ると、波は小さくされ、葛藤が生まれる傾向がある」のです。
まあ、それはまた複雑なので、ここでは触れません。

一般的な書き方すると面白くないしわかりづらいかもしれないので、
ちょっと翻訳しました。


●各星座と木星●

牡羊座の木星
燃える魂の木星。つべこべ言わずに動こう。未熟でもくだらなくても、新しく飛び込む勇気を賞賛してくれる。本能の強靭さを教えてくれる。
※あたまより体を動かしましょう。

牡牛座の木星
堪能する木星。感性を磨く、生活をより楽しむことが大好き。自分は人生を味わっているか、身になる日々を送っているかを念頭に置くとよい。
※いいと思ったこと、自分自身のため、にお金や時間を投じましょう。

双子座の木星
踊り出す心の木星。頭をめぐらせ、ぴんと来たものに次々飛び込んでいく柔軟さを好む。軽く早く楽しく、花を飛び回る蜂のようなイメージ。
※選択肢を増やす時期。人見知り、臆病でいると損します。

蟹座の木星
母なる木星。生きる母体としての自分、コアな意味での家族、自分の生きる場所を強く意識させることで、魂の隙間を生め、よりたくましくし外へ送り出してくれる。
※地固めする時期。先より今、新しいものより、今あるものを確実に。

獅子座の木星
恋する木星。人に恋させ、創造にのめりこませ、生きている喜びを味わわせてくれる。情熱を好み、理屈、杓子定規な生き方を嫌う。自尊心を拡大させる。
※のめり込める何かを見つけましょう。

乙女座の木星
静謐の木星。混乱をただし、物事をあるべき形や場所に戻し、涼やかな理性を運ぶ。生きるために必要な英知、理(ことわり)を教えてくれる。
※自分なりの成功法則(ルール)を見つけ出す時期です。

天秤座の木星
愛される木星。「あなたは、誰かの大事な人」である。人間は一人では幸せになれない。愛することは、愛されて完結する。愛について探求させる力を持つ。
※仲間がいる、助けてくれる誰かがいる。そう気づくための時期です。

蠍座の木星
命とエゴイズムの木星。人の価値観や社会の規範を超え、本当の自分の望み、命としての願いや限界点に気づかせてくれる。半端や上っ面を嫌う。
※ 退路を作らずぶつかって来い!と促される時期です。

射手座の木星
冒険の木星。「あなたを限りなく遠くに連れて行く」力を持ち、今生きている理由、行くべき場所にしるしをつけてくれる。木星が最も活発に影響するとき。
※「自分とは何か」私だけの人生哲学を構築すべき時期です。

◇NOW!
山羊座の木星
実力の木星。甘さ弱さを切捨てさせ、「本当に望むなら、力があるというなら見せてみろ!」と胸ぐらをつかんでくる。決心すれば、手段を選ばず助力してくれる。※机上の空論、ただの夢…に過ぎないことは、この時期に大体お別れ。やる気があることを山羊座に示すためにも、「具体的な行動」を心がけること。

水瓶座の木星
新たなる願いの木星。さまざまな障害を越え、境界を越え、スケールの限りなく大きい希望を授ける。関係性にとらわれない「魂同士の友情」を育む。
※古びた、どこかで聞いたような…ほど水瓶座の嫌いなことはない。自分という個性に誇りを持って、世界を革新してやるぞ!の気概で行こう。本当に大事なのは誰か?もよくわかる時期。

魚座の木星
昇華の木星。限りなくやさしく、傷を癒し、いびつな物事すべてをあるべき姿に戻す。条件づけのない命のすばらしさ、生きる喜びを体感させる。
※「自分にとっての幸福」を感受する時期。知恵より経験より第六勘が頼りになる。


●各ハウスと木星●

1ハウス(自分の星座、もしくは上昇宮に木星があるとき)
私らしさ爆発期。今だけはみんな「俺様」で行こう。一年くらいならみんな許してくれます。この時期は「これまでやってきたことが花開く」ケースと、「今後花開くことをスタートさせる」ケースあり。両方の人もいます!

2ハウス
金回り最高です! そう聞くと、なんと安心することか!この時期の縁は「その後もよい金脈になる」「金ではないが、確実に私の財産になったもの」的展開になること多し。通常の好き嫌いだけで物事を判断すると損。

3ハウス
人生のネタ帳を充実させるときです。深く考えないで、あちこち行って、いろいろやってみてください。その後いろいろな形で花開きますから。友達100人できるかな〜と歌いながらでも。

4ハウス
身近なものに注目してください。幸運は外ではなく内(家)にあります。衣食住の充実、家族や友人と関係性強化など、案外あなどっていたことに気がつくでしょう? でも、土台を固めると今後もっと高い建物が上に建ちますよ!

5ハウス
童心に返って、さまざまなものを素直に愛でてください。芸術ごととも相性よし。残業してても運は来ません。木星とは遊び場で合流してください。誰かとキスしたり仲間とライブいったり子供や動物とはしゃいだりしててください。

6ハウス
客観的になってください。今年はホームランではなく「コツコツ当てて打数を稼ぐ」狙いです。今後の青地図を、時間をかけて引くのです。長年の体調不調も、ここで根底から刷新しましょう。「何事も基本が大事だ!」、自然に口からこう出るようなったら大成功!

7ハウス
「人生を分かち合う人がほしい!」と心底思うのが今年の目標ですから、軽々しく相手は探さないように。しっかり魂が愛の飢えを体験すれば、相手はソッコー見つけられます。本当です。これは「パートナー」と感じる相手ならジャンル問わず有効。

8ハウス
自分に影響を与えるさまざまなもの。簡単に逃れられないもの。まあ、親とか親戚とか社会とか…。性とか死とか…。とにかくそういうものから「深くてびっくり!」な力添えが来ます。まあ、思いがけず「人って一人で生きているんじゃないんだね」といいたくなると思いますよ。

9ハウス
向学心に燃えてください。知は力なり!あなたを守り、育て、どこまでも連れて行きます。智恵の実を食べてこの世を見る目を変えるのが課題の年。上級の魂、インストールチャンス!あなたのレベルが上がると、出会うものすべてが上級バージョンになりますからね…。

10ハウス
やっぱり世間でも認められたい。自分はやれるんだって、自分でもかみしめたいですよね。今年はその年です!テーマは「達成」!自分のやってきたことに自信があるなら、舞台に上がってください。人前に進んで出ましょう。想像以上のものが得られます。

11ハウス
人間関係、大好調。実際のところ、これほど人に「幸福感」をくれる運ってありませんよ。ともに分かち合う仲間がいてこその人生です。ねー? あなたも欲張っていろいろな人と話したほうがいいですよ。世界がかわります。あ、しかもモテますねこの時期は♪

12ハウス
一周期の最終決戦です。コンプレックス、長年の悲しみ苦しみから解放されるときが来ました。大体最後の敵は「自分自身」ですが、おそらくあなたは勝つでしょう。自分自身しか知りえない「究極のツボ」を押され満たされて、歓喜の涙を流せるチャンス。だからこの期に及んで自分に嘘はつかないほうがいいですね。初心忘れるべからず!


何となく駆け足ですが、
「木星が動くと、こんな風に変わっていくんだ〜」とか
ちょっとでもイメージができると、非常にうれしいです。
わかっていただけたと思いますが、木星はぐるぐる回っています。
今年の牡羊座は、来年の牡牛座なわけですよ。
だから、先の運の展開、わかりますよね?
だったら、もし転職をしたければ
「どういう流れに乗って、新しい仕事とめぐり合いたいか、
新しい生活をスタートしたいか」で決めればいいわけです。
めぐり合う、スタートするタイミングで、
その事象と自分との関係性は変わります。
自分で、選べばいいんですよ。

また、「どうしても今って気がする」ときなんかは、逆に
「そこからもたらされているエネルギーを、
自分が積極的に欲している」とも解釈できるわけで、例えば
「もっと向学心を満たしたい、頭使ってる〜!
って感じの仕事したい!」と願って転職したのなら、
「でもお給料あんまりよくないし…」とかに、
そんなにこだわらなくてもいいんですよ。
それぞれの要素、どの順に獲得してもいいんです。
向学心をしっかり満たして、
その勢いで資格とか検定とか、いろいやりたくなって、
その後、スキルアップしちゃった自分で、新たに仕事探したら、
もっと高額が稼げる自分にいつのまにかなってたり、しますから。
向学心のために、勉強してたのに、結果高収入。
うまくできているもので、心配はいりません。
神様は、あなたがお金もほしいことは、知ってます。
単に、効率のよさそうな順に、目標を設定したら?と
おすすめしたいだけで…。
しかも、木星のいる時期にそのジャンルに注目、スタートすると、
その木星のエネルギーは、
星が移動した以降も守護し続けてくれるといわれています。
何事も、「ご加護がある」ってのはいいことでしょ?
もちろん、私もこんなかんじでやっとるわけです。
なかなか、いいですよ。
みなさんの日々にも、役立てていただけたら、うれしいです!

その29
喜び多き
2013年になりますように!

その28
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