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〜その19〜 リレイションシップの占星術-その2-
-同じグループ内-

確か前回は、三分類(活動宮、不動宮、柔軟宮)分けの
それぞれの相性付き合い方についてご紹介しましたよね…。
その段階で、
「あ、同じ分類同士の相性書かなかった」
と、気がついていましたが、書きませんでした。
その段階でまたもあまりに長かったからです。
だが、結果的に、
少し間があいてから書くことになったのはよかったと思います。

なぜなら、
同カテゴリーに分類される相手を理解するのは
何より一番難しいから。課題を分けて、無難でした…。
割と相性問題上級編だと思います。このテーマ。
さてさて。
三分類で同じチームに入る星座同士、
詳しく書くと、
活動宮(牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座)
不動宮(牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座)
柔軟宮(双子座、乙女座、射手座、魚座)
の同グループ内メンバーは、それぞれ
「カチンとくるヤツ同士」
なんじゃないでしょうかね。誰もがお互いに。
まあ、言い方を返れば
「同じようなことでカチンと来るくらい、同じような波長で生きている人」
ってことです。

この同じ分類に入る人たちっていうのは
いわゆるホロスコープで言うと、互いに90度ずつ離れている関係性なのですが
この距離感が、「価値観を共有する人々同士のライン」じゃないかと
私は思っています。
(ちょうど四星座で十字架を作っているわけですね)
普通「価値観が一緒、っていうのは、仲がいい、
うまくいっている関係のときに使う表現では?」と思われる方も
多いと思いますが、
まあ、そういう場合もありますね。
私も、同じグループ内の関係が、必ずしも悪いものだとはいってません。
ちょっと、関係性を作るのに難しい部分があるだけで。

それをすごく簡単にいうなら、彼らは
「キャラがかぶっている相手同士」
なわけですよ。

例えば、集団の中での仕切りキャラ、
「その場をなるべく自分のやり方で仕切りたい、
コントロールしたい」と考える思考は、
活動宮内全員が一致して持っている感覚です。
ただ、どうやって仕切るかは、星座によって全然違うし、
傍目から見ると
「全員が同じ“仕切りたい”という動機でこれをやっているとは
とても思えないくらい、方法論がばらばら」なんですけど、
「仕切りたい。自分が無事生き延びるためには、何とかして、
場を自分のコントロール下におかなければならない」と考える点で、
そこに価値を置いている点で
四星座は、そっくりなんですなあ〜。

だから、同じグループの人が同じ集団の中にいると、
多かれ少なかれ、エネルギーのライバル関係になるのですね。
で、通常は、一番メンバーの中で、力の強い人がペースを作っていて、
それ以外の人は、
その人に対する批判者になっているというケースがままあります。
あ、これはもちろん不動宮だろうが、柔軟宮だろうが、同じ仕組みです。
不動宮の時には「仕切りたい」を
「牛耳りたい」「自分の支配下に置きたい」に、
柔軟宮の時には「自分の好きにしたい」「誰にも口出しさせたくない」
とかに置き換えると、わかりやすいかもしれないです。

そんなもんか?と思う人は、
同じグループ内の人ともめている案件などを
別グループの人と話してみると、
簡単にここに書いていることが真実だとわかるでしょう。
例えば会社の派閥抗争でもめてヒートアップしているのに
「そもそも、会社に勤めるってことが、人生の修行なんだよね」とか
「オレは子供の認知問題で忙しくて、会社なんかに所属意識もない」とか
「それよりも、今の関心ごとは庭にバラのアーチを作ることだ」とか
間違いなく、「外され」ますから。
で、ちょっと前まで、意見の相違で怒っていた相手が
いかに気があっていたか、わかると思いますよ。
意見がぶつかる、ってのは、対等だってことですからね。

なので、
「同グループ内は、うまくすると最高の理解者である」
と、私は認識しています。
占星術上では、90度は「ハードアスペクト」と呼ばれ、
悪い相性…いや、まあ難しい相性、って言い方になるのですけども、
難しいからこそ、理解しあえたときの達成感もあるというか。
まあ、いわゆる「ソフトアスペクト」
(火、水、風、土の四分類で分けたときの同じグループ同士や、
火と風、水と土同士のような関係)みたいな相性とは違いますが、
そういう距離感の人間関係も楽しめるようになると
この世はまたぐっと意味深いものになる
とはいえると思いますね。
実際、90度は「結婚相性」とも言われるみたいです。
結婚相手って結構この関係性から生まれることが多いんだそうな。
なんだかわからないでも、ないかもしれませんな。

あ、小さいアドバイスですが、
同グループ内の人と距離を最初につめたいときは、
一対一で話したほうがいいですね。
さっきも書きましたが、「キャラがかぶっています」ので、
人が多いと、そこでのポジション争いで、やはりもめます。
二人でいれば、それがないので、
その同じキャラを踏まえたうえでの
「二人の個性差」に注目しやすくなりますから。

あとですね、この「同じグループ内の人に、
まったくフラストレーション的なものを感じない…、
この話ぴんとこない…」という方。
まあ、人にもいろいろ個性があるので、
その辺ははっきりいえませんが、可能性として、
まだあなた自身の「太陽星座」の個性、
つまり良くも悪くもあなたらしいあなた、
というのが、十分に発動されていない気がしますですね。
太陽が順当に自己主張していれば、同じグループの星座の相手を
目の上のたんこぶ的に思ったことは
多かれ少なかれあるんじゃないかと思いますので。
もし自分の「月星座」
(生まれたときに月が位置していた星座)を知っていたら、
そっちの星座で、この案件を考えてみてください。
もしそっちの組み合わせのほうがぴんと来る場合、
あなたの人生はまだまだ本章に突入していない、感じかもしれないですね。
それはそれで楽しみなことです。

で、今回の最後のおまけですが、
自分にとっての「関係性の作り方 角度ガイド」を書いておきます。
自分の星座を基準にした場合。その星座がどのくらいはなれた位置にあるか、
という観点で相手を見るのもおもしろいものです。

昔風水の考え方を知ったとき、おもしろいなと思ったものですが、
西洋占星術とはちょっと違い、気学では相性をいい悪いとは言わず
「相生」=西洋占星術でいうところの相性のいい相手
「相剋」=西洋占星術でいうところの相性の悪い相手
を、
「自分とのパイプの太さの差」
みたいに考えるようです。

「パイプの太い相手とは共通点も多く、よい影響もたくさん受けるが、
悪い関係になったときにも被害膨大」
「パイプの細い相手とは、基本的に接点が少ないが、
距離感が保てるので、安定した関係が築きやすいとも言える」
みたいな感じですね。
まさにこのとおりだと思います。東洋は偉大だ。
12星座にも、本当はいい相性わるい相性、というのはなく、
「自分とどういう関係性を作るのが適切な相手か」が、
それぞれ違うだけなのではないかと。

自分から見て
●60度の相手● 友人としては最適。適度に差があることが大事。恋人にしてはちょっと物足りないかもしれない。さっぱりめの恋愛&生活としての結婚相手にはいいかも。
●90度の相手● 今回登場の「人生の好敵手」。だが、味方につけられる手腕を手に入れたいところ。案外、年をとってリタイアしてから親友になるような相手かも。
●120度の相手● いわゆる相性のいい相手だが、60度よりかなり濃密になる。恋愛ならちょうどいいが、似ているところも多いため、逆に相手に対して「ここが合わない…」と減点法になりがち。愛するときも傷つけるときも深手になるので、要注意。
●150度の相手● 全体の中でも特に共通点が少ない相手なので、接近する可能性は少ないが、逆に親しくなれたらラッキーぐらいで考えておくと長続きする。もんもんとしているときに「そんな馬鹿なことで悩んでいるのはお前くらいだ」と冷や水を浴びせてくれる力あり(それは好意的に受け取るべき)。本気で分かり合おうとすると早い段階で転覆。そもそも相手はあなたの人生のトリックスター的存在。以上でも以下でもない。
●30度の相手● ある意味150度と同じような関係。だが150度ほど断固としていないので、割と気が合うケースもある。だが一見気があっているようでいて、「根本的な人間性はまるで違うといってもよい」くらい違うので、それに気がついたときに大喧嘩しないように。大人になった幼馴染みたいなもので、確かに共通点はあったがそれは遠い昔の話で、今も付き合いが続いているだけでめっけもの、と思っておくとよい。思いがけないときに「あなたはそういう人だが、そこがよい」みたいに、自分に理解を示してくれるあたりも、幼馴染っぽい。

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