〜その11〜　各星座の司るもの＜6＞天秤座

12星座を書き続けて、気が付いたら半分いってました。
つうか、まだ半分かい（涙）。

がんばるぞ〜〜〜〜〜（自分に気合）。

さて今回は12星座の花（今決めた）・天秤座。守護星は金星です。
主にこの回はなるべく
「天秤座を批判する」方向で行きたいと思います。

なんでかって。

だって大体、天秤座って
「蝶よ華よ(キラキラ)」ちっくに書かれていることが多いんですもの。
私は比較的、天秤座と縁が深いほうだし
、 実情もわかっているからそこまで思わないけど、
でも…時々「おのればっかり、いい思いしおって〜〜〜〜！」
と刺し違えたくなることも、ないとはいいません（誇大表現）。
それに、他の星座のみなさんから
「子どものころ、○○座（自分の星座）や（嫌）だった〜。
天秤とかならよかったのに、と思ったことある」
みたいなこともよく聞きました。

ということは…。推測ですが
●天秤座は誤解されている（いいほうに）。
そして天秤座自身も、自分のことをちょっと勘違い？している可能性がある。
●ネガティブな方面からのアプローチのほうが、
（天秤＆天秤以外）双方にとって効果があるのではないか？
なーんて考えたもんで。まあ、やってみましょう。

さて、そういう風に話題になる天秤座とは、どういう星座か？

おなじみ「非常によく見かける“天秤座表現”」といえば。
●天秤座は社交的だ
●天秤座はスマート（な言動、ものごし）
●天秤座は八方美人
です。

内容ちょっと重複してますけど。スマートって…。
でもこれ以上ぴったんこ表現も見当たらないので、イキママ（そのまま）。
しかも、八方美人って言葉の存在、
私はここで最初に知りましたね。間違いなく
（で、ここでしか使わない）。
でも確かに、この上記の三要素がばっちりなら天秤座理解なんて、
できたも同然（暗記法みたい？）。
ここでは、少しわかりやすいように、言葉を翻訳しなおしてみましょう。

＜1＞ 天秤座は社交的
翻訳いたしました→天秤座は「自分がどうしたいか」より、
「他人からどう望まれているか」を、圧倒的に先に考える性格。
だから結構多くの場合、自分は二の次になっている。

＜2＞天秤座はスマート
翻訳いたしました→天秤座は感情のまま、
心のおもむくままに表現・行動することができない。
いつも一定の自分でいることを心がける性格。なので、
「実際の本音の自分」より「こうであるべき自分」を、
何があっても尊重してしまう。

＜3＞天秤座は八方美人
翻訳いたしました→天秤座は誰にでも“オート”で、平等に接してしまう。
それは「天秤座は場のバランスを、悲しいほどに重んじる」性格だからで、
「誰からも好かれたい」からというわけでは必ずしもない。

太字にしたところにご注目ください。この「程度」が大事なんです。
「天秤座」は英語でThe Balance.
このひとことに、ものすごお〜〜〜〜〜く彼らの本質は集約されています。
上記のような性質なんだから、
＜1＞＆＜3＞…自分のことより、人のことを先に考え、
行動するタイプの人が、「人にもてない(人気がない)わけがない」。
だって誰しも「自分のことを考えてくれる人」、
「期待に答えてくれる人」には、好感持ってしまうじゃないですか。
たいていの場合。

しかもその方向は「八方（全方位）型」。
だから現実にも「天秤座の人気者」は少なくないです。
だって、そこまで「周囲の人間」に対して
エネルギーを注ぐタイプは、
ぶっちゃけ「天秤座」
くらいしかいないんだもの。
「みなさま大事」の天秤座。人気者にだってアイドルにだって、なるさ。
他の星座のやつら、それでもてたいとか、ずうずうしいぞ！（と代弁）
（でも、必ずしも「やさしさ」だけからそうするわけではないので、
そこのところ、誤解のないように）
＜2＞どんなときにも、自分のスタイルを守ります。
それは「みんなに期待されている自分」のスタイル、です。
だから実際のところ、おしゃれな人も多いのだな。
（事実、たとえば地震で避難するときにも 「こんなジャージ着て逃げるくらいなら死んだほうがマシだ！着替えよう!!」
って思う天秤座は多いはず。
命がかかっていても、妥協できない。それくらい真剣だ）


さて。 ここまで書いてきましたが、
これは裏を返せば
「天秤座にとって、もっとも苦手な人間関係は
“自分自身との対話”である」
「かっこわるいことは、決して出来ない」
ということも示しているわけです。

自分って、こういう人間だ。
自分のほしいものは、自分で探して、
自分で勝ち取って、自分で大事にして…。
「たとえ誰も認めてくれなくても
自分は、いいと思っている。
それで十分だと思う」

わかっている人にとっては、あまりにあたりまえのことですが、
結構天秤座って、この
「自分はどう思っているのか」「どうしたいのか」を
見つけるのが本当に苦手なんです。どうも。
何でこんなにみんなのこと、知ってるのに
自分のことは、知らないの？　って感じに。

何で知らないのだと、思いますか。

それは
「かっこよくない自分」
と向き合うことを、
天秤座はとにかく避けて、暮らしているから、です。
だって、かっこわるいのは、本当に死ぬほどいやだから。
この気持ちが、おそらく他の星座の比、ではないのですよ。
だから、一番天秤座が陥りがちな罠は
「安直なかっこよさを追求するあまり、
主体性がなく、人間の深いところに迫ることが出来ず、
何より自分と向き合うことがなく、
人間関係の浅いところばかりを選んで泳ぐ」人生です。

でも、ひょっとして。それこそ
「一番かっこわるいこと」ではないでしょうか。

「生きる」っていうことは
それこそ100人いれば100通りの答えがある類の、
多層的な意味を持つ言葉です。
が、多分、誰にきいてもこれだけは共通する見解だろうと思うのは、
「生きるっていうことは、
きれいごとだけじゃいられない」
ってところだと、私は思います。

でも実際のところ、
「人生はきれいごとだけじゃない」と腹をくくって
真剣に生きている人は
何を着ていたって、美しいんじゃないでしょうか。

その人が、その人らしくいること以上に
美しい姿なんて、ないんじゃないでしょうか。

それにかっこよさは、天秤座の専売特許じゃありません。

純粋さと情熱で、みんなに勢いを吹き込む牡羊座も、
豊かな感性と安定感で、心を和ませてくれる牡牛座も、
ひらめきで誰より人を驚かせ、興奮させる双子座も、
きめ細かさとやさしさで、人を安心させる蟹座も、
場を引き締め、盛り上げ、希望を抱かせる獅子座も、
向学心を掻き立て、夢へ道を引いてくれる乙女座も、
生の喜びと悲しみを体現し、魂を成長させてくれる蠍座も、
未知への憧れと冒険心を、つねに場に吹き込む射手座も、
強烈な向上心と独立心で、甘えを断ち切り、成長させてくれる山羊座も、
ボーダレスな価値観で、偏見や常識をふっ飛ばしてくれる水瓶座も、
独特な存在感でみんなを癒し、ひとつの大きな輪に変える魚座も、

みんな、かっこいいのですよ。

そう、もちろん天秤座。あなたもかっこいいのです。
それは、今日の髪型が決まっているからじゃなく
それは、あなたがクラス一かわいいからじゃなく。

あなたは、
他の11人がとってもかっこいいことを
一番よく知っている、気づこうとしている星座じゃないですか。

だからみんな、あなたが好きなのです。
あなた以外のみんなは、あなたのそんな
「人の良さを公正に認めることができる」魅力に気づいていますよ。
気が付いていないのは、あなただけなんです。

（追伸）
だから宿題だ〜！
天秤座は「他の人の価値観ではなく、自分の価値観で認めた“かっこよさ”を極めること」
（まちがってもかっこよくなくてもいい、と思ってはいけない。
天秤座はかっこよくてなんぼ。戦場に絹のブラウスで来てもよろしい。
でもその格好であっても、汚れ仕事を進んでやるから、
人はあなたが「エンジェル（あだ名）」と呼ばれても許されるのだよ？）

他の星座のみなさんは
「あいつ、ああ見えて本当は不器用なやつなんだよ」と知っておいてやる。
でも、「仲間ならおそろいを着るべき」とかいって、
恐ろしいプリントTシャツとか強制しないでください。
あと「泣いて語ってこそ、心を開いた証」と思い込んで、
そういうシチュエーションも強制しないでください。
自己嫌悪のあまり、やつら、あなたから遠ざかりますんで…。