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〜その6〜 各星座の司るもの<1>牡羊座

さてさて…。宿題はやってもらえたのでしょうか。少しは各星座のナイスなサンプルメンバーは見つかりましたでしょうか…。

ちょっとは各星座に対してイメージができ始めたかな? という前提で、ここからは順に、各星座の司るものについて、書いていってみようと思います。
 私も、あえてこれを書くのに、持っている占い書籍を見ないでいこうかな、と。だから一般的な各星座の性格などとは少し違った表現になっているところが出てくるかも知れませんが、私はとりあえず「こういうかんじのレーダーで●●座を感じ取っている」ということがベースになっているので、これと、ご自分が集めてきて、なんとなくイメージ付けした各星座の内容とが、どんな風に違っているのかを比較するのも面白いと思います。
 でも、やはりある程度尺度になるセオリーがないと、初めて占星術に触れる方にとってはこまっちゃうと思うので、基本的な原理は入れていくようにしますね。なるべくね。

以下に書くことは、「●●座」の人の性格、と見てもらってもそう差し支えないのですが、おそらくお分かりの通り、「人間とは多面体」な生き物なので、複数の個性が混ざり合ってひとりになっているわけですし、占星術上でも、人は太陽星座(いわゆる●●座)以外にも、少なくとも4〜7星座くらいの影響を多かれ少なかれ受けていることが多いです(追っていよいよ自分を詳しく見る、というときにまた説明することになると思いますが)。だから、どっちかというと「私にもこの星座の面、あるかな?」と思って、見ていってください。

逆に言えば、影響の少ない星座には「何かよくわからない」「ぴんとこない」と感じたりするので、結構どの星座が自分にとって身近かは、すぐわかるものですよ。  というわけで。

●牡羊座

牡羊座は「エネルギー」。支配星は火星です。
 エネルギーと聞いても、きっと千差万別のイメージがそこに浮かぶでしょう? なので、“衝動的なエネルギー”と言葉を足すことにいたします。それで、さらにイメージしてみてください。
 12星座は、その並び順が魂の成長の順を表すとも言われます。つまり最初のほうの星座ほど若々しく発展途上、後半の星座ほど老成して昇華に近づいている…らしいんですね。どうも。とすると、牡羊座は一番。つまりまだ生まれたての赤ん坊の状態です。
 赤ちゃんなんて、正直まだ何も知らないんですから、12星座全員で戦ったって弱々のはずですよね。だけども…。これは個人的な考察ですが、牡羊座の人で本当に負けが込んでいる人って、あまり見たことがありません。赤ちゃんは、強いんですよ。
 はて、なぜか?

それは「生きるということにあまりにシンプル」だから。
 牡羊座の持つエネルギーは、いろいろな、他の人なら大いに大事にしていそうな事柄を一切省いた、「命の塊」みたいなエネルギーです。まだ知恵もない代わり、疑いや迷いや見栄、てらいもありません。だから、牡羊座の最高の長所は「瞬発力」。他の人から見たらもはや反射としか思えない勢いで動き、判断します。
 なぜそうできるか? 考えていないからです。
 決して考えていない、ということがすばらしいというのではないけど、牡羊座の人、もしくは人の牡羊座的側面と出会うと、「人が一生懸命考えたり、準備したり、あれこれ画策するのは…本当は“さあやってみよう、とスタートを切る”瞬間を一刻でも遅くしたいからではないだろうか」(つまり逃げ?)と思ってしまう私がいるのでした。
 いや、それに考えていないとも言い切れないけど…。そのあたりは牡羊座に星を多く持つ方に判断を仰ぎたいです。が、私の取材によると(?)、考えていない、でおおむねOKです(笑)。

衝動的エネルギーは、いろいろな形に化けて、世界に表れます。
 興奮、怒り、暴力、動きの早さ、情熱…。
 他にも強いエネルギーを放つ星座はいくらでもあるけど、牡羊座が何より特徴的なのは「理由なき衝動」であること、そんな風に思います。
たとえば。

○かっとなりやすくて、すぐに口論や暴力につながる →怒るに値する出来事があったのではなく「爆発するきっかけを探していた」
○何かそんな気になって、特になんとも思っていない相手と関係を持ってしまった →だからといって、「昔から好きだった」「これからどうしよう」とかとは必ずしもつながらない。かといって「割り切っている」みたいなものとも少し違う
○コンサート、スポーツ観戦など、とりあえず盛り上がるものが好き →好きな理由の根本は「何かに熱狂したいから、発散したいから」だったりする

「衝動」と感じるできごと、結構いろいろあります。挙げてみた例以外にもいろいろ思いつきますが、そこを探してもらいたいので、とりあえずこれぐらいということで。

さて集めてきた「牡羊座」群に思いを馳せてください。彼らはどんな人たちだと、あなたは判断していましたか。どんなところが、今回の話につながったでしょうか…。何かぴんとくるところがあるといいのですけども。
 いえ、なるべくぴんと来てほしいので!「あの人がこういう人だったとすると、あの言動はうなずける」ような、牡羊座解きのキーワードを書いてみました。

「考えてやっているわけではない」
「だから、裏は大体、ない」
「だから、何があっても大方あなたよりず〜〜〜っと先に忘れてしまう」
「面倒、面倒と感じることがイヤだ、苦手だ」(でも怠け者、というのとは違う感じ)
「自分のスイッチが入ってしまうと、あなたの話は想像以上に聞いていない。
まさか、あれはわかっているよね?のレベルも、もしかしたら聞いてなかったかも」
「あれだけの勢いで●●したんだから、てっきり××だ…と思っていると、あっけないくらい〜〜〜である」
「エネルギーは、定期的に放出するさだめなので、理由がなくても、飛び出してくるときがある」(だから、その衝突などの原因などを真剣に追究しても、あまり状況が改善されない)
「いろいろな意味で、わかりやすい。人間としてはベタな人だ」

どうでしたか?牡羊座フォルダに新しい情報が上書きされたでしょうか。

さて最後に。
 占いの勉強は日進月歩。私が12星座書き終える前に、きっと「ああ!牡羊座にこの情報を書きたかったのに!」なんて、また新事実が加わると思います…。でもそれを考えていると永遠に先に進まないじゃんよ。
なので! 他の星座を書いているときにも、「これは有益!」なことがあったら、随時「追加情報」として書いていいことにしよう!とか、今考えている私です。そうします。…って、まだ思いついていないのに、先にそういう段取りを考えているあたり、「明らかに私は牡羊座ではない」そう思いました…。
 だから最近は「目先のこと以外は最低限しか考えない」牡羊座手法を、ちょこっと真似してみたりする、今日この頃なのですが、牡羊座に詳しくなると「考えるのも趣味のひとつ」なんだな、とよくわかります。いやホント。

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