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第109稿 ネンキン

 「年金」では有りません、「粘菌」。
 「南方熊楠」と言う人が居た。多くの書物に、奇抜な行動の数々の逸話が残っている。この方にとって興味津々の一つに「粘菌」が有る。

 野僧、粘菌についても門外漢、とにかくそこらへんに居るぐらいまでなら知っている。庫裡の庭先に造った花壇の中に先日から、真っ白な「粘菌」が地表に出たり隠れたり。暫く見ていても、全く動きは判らない(老眼にて・・・)。
 如何に暇と謂えど其処まで暇でも無い、する事は山ほど有る。動きがわかるように目印を付け昼から夕方まで待った。聞いたり読んだりした通り、不思議な事に移動している。
 後は、分化して胞子を造るだけである。が、変化を見る前に飼い犬がほじくり返していたので・・・一円紛失残念。

 実験室のシャーレの中では無く、兎に角そこら辺に居る。いつも見かけるのは「白」「黄」「赤」の3色。黄色は地面では無く、樹木の地面近くに発生する。
 もっと興味を持てば、南方熊楠の奇抜な思考に少しは近づけるかもしれない。 後は、写真をご覧ください。2枚目は5時間後。







大門 合掌

―第118稿―
「張暑飽閉」の「春夏秋冬」

―第117稿―
春のお便り

―第116稿―
「正月」と「障月」

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