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第89稿 暇と覧られています

「暇」には、二つ有る。
(1)何もすること無く、無為に時間を過ごす
(2)忙しくも、ゆとりのある時間を過ごす

 掃除をしていると、変な処で手足が止まる。気移りというか、集中力の欠如というか困った神経である。草引きをしていると、狩人蜂(クロアナバチ・ベッコウバチ・ジガバチ等)が獲物を捕まえ巣穴(大概は地面に巣を作る、細い竹筒も)に運んでいくの地面に寝そべりながら追いかけていく。他人が見ればどう思うか関係なく、興味の世界に没頭している。

 中学の時、窓際の席が失敗。ガラスの向こう側に「飛び蜘蛛」がいた。鉛筆の先をチョロチョロと動かすと、蜘蛛は餌と間違い(?)飛びついてくる。其れがおもしろく、先生様の声など全く聞こえてない。
 斯くして、成績はボロボロであった。しかしながら、成績は教師と言われる人種と気が合うか合わないかで私の場合完全に決定づけられる。
 その頃。通信簿は十段階で評価されていた。同じ教科で二年は「9」三年は「1」と言う様な訳の分からない評価を受けていた。担任は、高校進学の内申書?を心配して職員室に呼び出す。その理由を尋ねられ「隣の先生と気が合わない」と隣に座っている先生を指さす様な子どもであった。おかげで、その教科は三年時総て「1」を頂いた。今は、悪知恵というか世間に揉まれたというかそのたぐいの方とは極力近づかない様にしている。その辺の性格は、いまだに更正をしていない。

写真は、暇の産物。



 ソテツの「雄蘂」です。60-70センチぐらいに成長します。直径10センチ強、機会があれば伸びたお姿を報告いたします。同じ時期「雌蘂」は???。撮り忘れました。




開花一日目(満開は二日目)。
少し開いた花弁の中に見える花托は鮮やかな黄色。

 境内の中だけで、興味津々十分遊べる環境である。
 私としては、実に真面目に身の回りの季節の変化を楽し見ながら用事をしているのであるが、その場だけを見られると「暇なこっちゃ」と井戸端会議のネタに使われている。

無駄の無い「暇」を遊んで居ます
大門 合掌

―第118稿―
「張暑飽閉」の「春夏秋冬」

―第117稿―
春のお便り

―第116稿―
「正月」と「障月」

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