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第79稿 季節の変わり目

 今日では、旧暦の暦を使用される方は少ないのか多いのか知らぬ所ではある。が、私はいまだに季節の変化を旧暦に当てはめて見ている。亦、動植物の動きや天候の変化を感じながら日々を過ごしている。何とも、お気楽な生活を送っていると揶揄されるのかもしれない。
 7月3日、ハルヒメゼミが鳴き出した。前後して雷も鳴った。梅雨明け手前の合図になる。
 蛍が飛び交う様になれば初夏と言うことになる。

 ツバメも4羽順調に育ち後1週間もすれば巣立ちであろう。記録も日誌も無いが巣を作り出して15年ぐらいか、4羽から多い年は7羽巣立っていった。ツバメは人間の生活圏に入り込み乍ら人間に慣れることも無く糞を落しても嫌われることも無い。反対に見守られている鳥も珍しい。毎日、落ちている糞を片付ける。水を掛けて洗い流すと、水面には消化されないおびただしい虫の(殆どが、蚊)目玉が浮いている 。
 7月4日、イチモンジセセリの姿を見つけた。季節風(台風進路)がハッキリとしてきたのであろう。

 6月初旬からカマキリの孵化が始まった、今では3センチ位の大きさになっている。

 5月終わり頃から作り出した1匹のアシナガバチの巣は、今では8匹の集団になり朝から日が暮れるまで子供の世話と巣の増築に余念無く飛び回っている。

 紀南地方は田植えが早い。本州最南端串本のあたりでは3月には田植えが終わる。二毛作では無い、台風の風を考え早く植えている。少し北のこの周りの田んぼは、5月の連休が田植えシーズンとなっている。かくして、8月お盆に新米のお供えが届く。お盆前にお参りに歩くと、稲刈りのシーズンになっている。稲刈りは秋の収穫では無く、真夏の収穫。

 そろそろ、お盆の用意。総てでは無いが、名古屋以北では7月盆、以南では8月盆。

 新暦7月8日、今年も残り177日。旧暦で6月1日。

ダイモン合掌

―第118稿―
「張暑飽閉」の「春夏秋冬」

―第117稿―
春のお便り

―第116稿―
「正月」と「障月」

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