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第74稿 やれやれ、正月だ
いつこの話を聞いたのか定かでは無い。東北という事は覚えている。正月を越しても支払いの残っている方は「おばんです」と言ったそうである。「明けまして、おめでとうございます」とは言わないそうである。今と違って人の移動が少なかった時代、家族や親戚の構成までそれこそ経済状況の筒抜けの生活環境のなせる挨拶に他ならない。
貧乏と金持ち、支配者と支配される側がはっきりとしていた時代から何十年たつのであろうか。その時代を懐かしがる人は決して少なくは無い。その証拠に、映画にしろ漫画にしろそのジャンルのものは絶えることは無い。お互いが慎ましく日々たくましく生きていた懐かしく取り戻せない時間と言うことになる。
で、未払いや借金の持ち越しは無いと想っているのだが・・・
特段正月と言っても、うれしいことは何一つ無い。いっそのこと無くなってしまえば私は気楽に想う。そこで、ふと疑問が生まれた。なぜ1月1日が正月なのか?インターネットという道具は便利なものである。どこまで本当かは知らないが色々とあったのでまとめてみた。
古代ローマ時代
ご存じの方も多いと想う、1年12ヶ月では無く、10ヶ月。March が正月
18世紀終わりの頃までMarch を正月としていた国もヨーロッパにはある。
紀元前700年頃
January と February が増えJanuary が正月
なぜ増えたのか、ローマ神話かギリシャ神話かどちら忘れたので興味あればお読みください
キリスト歴
12月25日が正月
西暦500年頃
受胎告知(3月25日)が正月
フランス 11世紀 -16世紀
イースター(復活祭)の土曜日(または聖金曜日)を正月
問題はイースターは移動祝日ですので毎年同じ日付にならない
ロシア
15世紀終わりから18世紀終わりまで9月1日
アジア圏
正月と旧正月に分かれ多くの場合、旧正月の方が盛大にお祝いをしている
調べ忘れ
お釈迦さんのお生まれになった4月8日は佛歴からすれば「正月」と言うことになるのか、ならないのか。正月増やすだけなので棚上げの疑問にしておく。なぜか、その頃色々と年度末につき、未払いあり。要らぬ事思い出した・・・
「おばんです、ざい門です」和歌山では「だ」の発音を「ざ」にすることがある。
ダイモン 合掌
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