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第71稿 1942年製FORD GPW ( MBでは無いJEEP )


 中学生の頃か、40年から前のこと。大きな体をした米兵さんが膝をたたんみ窮屈そうに運転をしている映画のワンシーンを未だに記憶している。国籍関係なく身長有ればあるほどこの車は足元窮屈で、それ故左足を外に出して運転をしていた。
その記憶はなぜか現実を帯びる。
 初めて買った車は「三菱のJEEP」。当初は、ISUZUの117クーペを、しかしながら生産中止で在庫を探したが遅かった。。当然、現在両車両は製造を終了している。今から30年以前JEEPに乗っている人は極僅かで、公道ですれ違うとお互い見知らぬもの同士が何らかの合図をしたものである。初期は全輪駆動と言ったが、前輪駆動の台頭で知らぬうちに発音の問題で4WDの名称に変わってしまった。

 ずいぶん無茶な運転もした、何度置いて帰ろうかとしたことか。川の中で立ち往生、立木に挟まり、石の角でパンク、思い出せばいくらでも出てくる。常に助けになったのはハイリフトジャキ。御陰で必ず家路につけた。その後3年間道場在籍中もJEEPは手放さなかった。と言うより、引き取り手が無かった。嫁をもらい、子供が出来ついに手放した。

 今、車庫に1942年製FORD GPWが駐車している。有るところから譲っていただいた、車検はまだ所得していない。エンジンは動き、走行も出来る、税関書類もある。九州から配送の前に、彼方此方大きな問題の部分は修理をしていただいた。何せ、70年前の車である。動かさなくても動かしても点検保守は欠かせない。只今燃料パイプの修理で遊んでいる。が、お盆に就き何も出来ない。

ダイモン 合掌

―第118稿―
「張暑飽閉」の「春夏秋冬」

―第117稿―
春のお便り

―第116稿―
「正月」と「障月」

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