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第62稿 あれをしたり これをしたり

 雨天以外、日中は外でウロウロしている。固定した作業のスケジュールが有る訳では無い。もしかすると、不審者の如く見られている可能性がある。確かに地元であれば身元はばれている。只、他所に行くと話は別である。

 2年前大阪に法要に出かけた、スキンヘッドでサングラス。アメ車黒塗り大型セダン、他府県ナンバー。当時どの様な配備がなされていたか知る由も無い、斯くしてパトカーに停車を命じられた。交通違反での停止命令では無い、職務質問と言う事である。身元確認のため免許証の提示、免許証に職業欄が有る訳では無い。天の邪鬼の言葉は相手の仕事意識を昂揚させてしまった。トランク内部を見せろと言う事で品物の説明を始めた。袈裟・衣・数珠・・・「今から○○でお葬式である」と言う事を話出すと怪訝な顔で、「お寺さんですか」と言う事で解放して頂いた。もしかすると、袈裟や衣を纏っていても私の場合不審なニオイのする職務質問対象かもしれない。

 話戻して、此処天候が良いので某日あれをしたりこれをしたりの報告

午前
その一 法事 二件
午前10時と11時

午後
その二 「艸」引き
 境内の草引きは日に夕刻1時間程と決めている。毎日草引きをしていると、左右人差し指の親指側の汚れは洗っても取れない。隣にボンサンを見かけたら人差し指を見ましょう、草引きをしているかしていないかすぐ判ります。日焼けでの判断はゴルフもあるので難しい。

その三 ベンチ作り
 材料は「ナギ」とにかく成長の遅い木である。松科に属すると言う事である、去年近隣の墓地に生えていたが事情により伐採した。根回り3.5メーター強、樹齢は400から450年。洞も多く製材できる部分のみ板に引き今は倉庫で乾燥させている。製材出来なかった部分でベンチを作っている。近々、元の場所に帰ってもらう。

その四 ゴミ掃除
 墓地から生まれると言えば語弊があるかもしれないが、供花、割れた碗、バケツ、箒、その他色々。1カ所に分別して溜まるようにしている、月に二回は片付ける。結構溜まるのである、お盆や彼岸は三回。分別の看板らしきモノは表示しているが、無頓着は無くならない。それでも生ゴミやおしめの類はここ10年程見なくなった。因みに一回で供花の類は軽トラの荷台に両側にコンパネを立ててちょうど一杯程

 斯くして、あれをしたりこれをしたり。私としては思い悩む事や楽しむ事すら忘れ、至って充実しながら日々過ごしている

だいもん 合掌

―第118稿―
「張暑飽閉」の「春夏秋冬」

―第117稿―
春のお便り

―第116稿―
「正月」と「障月」

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