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第58稿 ノムウツカウ

 「呑む」「打つ」「買う」を、カタカナで表記すると読みにくく分かり難い。つまり「道楽」。道楽で有りますから、家族やご近所広く世間の方々にご迷惑を気にするようでは趣味の世界。で、今日はボンサンの「ノム」「ウツ」「カウ」

ノム 呑む 飲む
たばこ編

 ボンサンの喫煙率は世間から見れば高いのか低いのか私は知らない。ボンサンだけの集会では、未だに受動喫煙お構いなくスパスパ。子供は言うに言わず、中には酸素ボンベ携帯中の人が居ても気を配ることなく喫煙するボンサンも居る、襖の向こうではもしかすると時代に取り残された光景が繰り広げられている。

お酒編
 是は人様に言えない、自身ドクターストップ。言えるとすれば「食用エタノール(醸造用アルコール)を飲むな」「混成酒も飲むな」「醸造酒を飲め」。今もあるのかな「三倍増醸清酒」。

お茶編
 お茶と一口に言うことなかれ。スーパーや御茶屋さんで売っている価格ではない。飲ませて頂くと誰しもが言う「今までのお茶はお茶でない」。そんなお茶を飲まれている御方。量も少ないが何処からか仕入れて飲まれている。中国茶はその上の価格で流通している。私には判らない世界。

打つ 撃つ 鬱
意外と賭博には手を出さない
ゴルフと麻雀編

 友引という日がある、全国的に余り葬儀を執り行わない。つまり、突発的な用事が生まれない。ボンサン同士予定を組んでもキャンセルが少ない。斯くして、遊びに走れるのである。

鬱編
 ボンサンは健康で長生き。と一概に言うのは疑問。結構「鬱」で通院と言うことを見ている。唯、この病気に成るのはボンサンの生活スタイルで無い生活の方に見受けられる感じがする。

買う
女ではない、愛人や別家庭を抱えて居る人を知っているけれど・・・・
袈裟・衣編
 是は宗教法人の経費で落ちる。資金に潤沢な寺院のお金の使い方。しかし侮るなかれ、法要に安物ペラペラ人絹の袈裟や衣で出てこられるよりよいではないか。中身はさておき・・・各宗派袈裟や衣は様々です。臨済宗の正装は温和しく派手ではない、よく見れば紬は当たり前、染めは草木染め。と他宗の和尚さんに言われました。悲しいかな、世間一般の人が見ているのは、質ではなく格好だけ。高い品物身につけている者同士の会話。因みに私の袈裟衣は聞くに及ばず。

数珠編
 一つあれば事足りるのであるが、趣味の世界で収集に勤しんでいる方も多い。長年お付き合いしている数珠やさん26年前に買わされた数珠。程なく知り合いの和尚も色違いを買った、その値段2倍以上の違い。その和尚曰く「滅多にない良い物買えました」珠数屋の大将「おおもうけ」「うちのお得意さんや」確かにそうだ。私はいつもコーヒー頂くだけ、未だに二点しか買っていない。

 一般の人から見ればボンサンの生活は贅沢な話が多くあります。しかしながら、それらはごく一部に限られる。その限られているノムウツカウが多くの伝統産業を支えている裏側の事実がある。神社神職関係も同じく変わりは無い。

 良寛さんから見れば「ノムウツカウ可愛いモノじゃないか」と受け入れるか。
 一休さんから見れば「クソ喰らえ」と否定するか。

 ノムウツカウに参加出来ないボンサンの独り言

ダイモン合掌

―第118稿―
「張暑飽閉」の「春夏秋冬」

―第117稿―
春のお便り

―第116稿―
「正月」と「障月」

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